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家庭用ミシンの輸入 横浜港で過去最多 マスクの手作りなどが要因

  • 2021年3月18日

家庭科の授業でミシンの使い方を習ったという人は多いと思いますが、みなさんの家に、ミシンはありますか?実は、去年1年間に、横浜港から輸入された家庭用のミシンはおよそ27万台と、前の年の3倍近くに増えて過去最多となりました。背景には、新型コロナウイルスの影響で必須アイテムとなったマスクがあるようです。

ミシンの輸入台数 前の年の2.8倍に増加

横浜税関によりますと、去年1年間に横浜港から輸入された家庭用のミシンは、日本メーカーが海外生産をしたものも含めておよそ27万台と、前の年の2.8倍に増加しました。

ミシンの輸入台数はここ数年、10万台前後で推移していて、記録がある昭和63年以降、最も多くなりました。輸入額もこれまでで最も多いおよそ29億円でした。

新型コロナウイルスの影響で一時、品薄になったマスクを手作りする人が増えたことや、家で過ごす時間が長くなり、手芸を楽しむ人が増えたことなどが要因とみられるということです。

大手ミシンメーカー「JUKI」の担当者
「ミシン需要の増加は予期せぬことで、今後も在宅生活を豊かにする手芸の世界を知ってもらい、手芸ファンを拡大したい」

販売台数も増加 供給が追いつかない状況も

ミシンなどの生産や流通を調査している日本縫製機械工業会によりますと、去年の家庭用ミシンの販売台数は下半期を中心に伸び、去年8月には前の年の同じ月より40%ほど増えて5000台あまりに上りました。

日本縫製機械工業会
「要因として新型コロナの影響でマスクを手作りする人が増えたことなどが考えられる。国内での家庭用ミシンの販売は少子化などによって減少傾向だったが、去年は、供給が需要に追いつかない状況も見られた。今後も、コロナが収束するまでは好調に推移するとみている」

手芸用品店「思いがけず手芸の人気が高まっている」

ミシン需要の増加に合わせるように、手芸用品店ではマスク関連の商品を中心に好調な売れ行きが続いています。

横浜市中区にある老舗の手芸用品店「大島屋商店」では、去年1年間の売り上げが例年の1.5倍に増加しました。

店によりますと、新型コロナウイルスの感染が拡大した去年5月ごろから、生地やガーゼ、ゴムなどのマスクを作るための商品を購入する客が増え始め、その後も肌に優しい素材などで作るオリジナルのマスクを求めるニーズに支えられて売り上げが伸びたということです。

店長 大島重信さん
「『最近ミシンを買った』とか『初めて手芸をする』と店に来る客も珍しくありません。家にいる時間が増えたことで手芸を再開しようという客も多く、マスク関連商品の売り場を拡大するなど、思いがけず手芸の人気が高まっていると感じています」

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