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茨城県 自宅に花の定期便 コロナで「巣ごもり需要」意識

  • 2021年2月25日

茨城県は切り花や鉢植えなどの生産が盛んですが、新型コロナウイルスの影響で冠婚葬祭用といった大口の花の需要が落ち込んでいます。こうした中、県などは、いわゆる「巣ごもり需要」を意識して自宅に花を届けるサービスによる需要拡大に取り組んでいます。

10回で5000円 県産の花が定期的に届く

茨城県は切り花や鉢植えなどの花きの生産も盛んで、農林水産省がまとめた平成30年の産出額は140億円余りと全国で6番目です。

しかし、県によりますと、全国に緊急事態宣言が出された去年4月は、品種によっては価格が前の年の半値以下となり、その後も冠婚葬祭といった大口の需要が落ち込んでいるということです。

そこで県やJAなどは、「巣ごもり需要」を意識して、自宅で花を楽しんでもらうことで需要の回復につなげようと、去年の夏から、定期的に県産の花を届ける取り組みを始めました。

いまは県産のフリージアとハナモモの花束

10回で5000円という価格でモニターを募集したところ、北海道から九州まで全国から1000人以上の応募があり、特産の菊の花を使ったフラワーボックスなどを届けてきました。

こんな花を届けてきました

アンケートではこんな感想が寄せられました。

「お花屋さんでは、値段がわからず遠慮してしまいます。プレゼントにもよいですね」

 

「珍しい青色のばらもあり、とてもよかったです。誕生日の前に届いたのでうれしく感じました」

 

「菊は仏花というイメージがありましたが、黒のボックスでアレンジされていてあざやかで気に入りました」

 

また、来年度もこういった取り組みを続けてほしいという声も多く寄せられているということです。

茨城県産地振興課 平井弓子主任
「『茨城にこんなに花があるのは知らなかった』と初めて知っていただいた方の意見もありましたし、家に花が置いてあるということで部屋が明るくなったという意見もありました」

茨城県のモニター募集要項より

生花店も花の配達サービス

一方、地域の生花店でも、開店祝いといった大口の注文が落ち込む中、自宅などに花を配達するサービスにチャンスを見いだしています。

ひたちなか市の生花店では笠間焼の花瓶にハナモモや菜の花など季節の花を生け、週に1回など定期的に、500円からの値段で配達しています。

コロナの影響で、冠婚葬祭のお祝いや悔やみの花、開店祝いなどの注文がなくなり、厳しい状況ですが、その一方で、当初は企業向けに始めた花の配達サービスが好調で、個人の注文も入るようになりました。

新型コロナの感染拡大前は契約は10件ほどでしたが、いまは倍ほどにまで増えているということで、この日も水戸市の住宅や事務所などに花を配送していました。

水戸市50代女性
「旬のお花を届けてくださるので、自粛モードで出かけられなくても季節もちゃんと感じられるし、お花の香りも結構するので、毎回お花が届くと、『きょうのお花すてきだね』とか『春だね』と家族で話しています」

「花かんざし」畠山元気社長
「出かけられないとか、リモートワークになって家でも仕事をする方から注文されます。花が心の癒やしにつながっているのかなという気がします。笠間焼や、ばら、菊、ガーベラなど茨城で生産している花を使うことで、地元の支援にもつながればと思っています」

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