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栃木 足利の山火事で避難勧告や休校 東京 青梅の火災は自衛隊に災害派遣要請

  • 2021年2月24日

栃木県足利市では、2月21日に発生した山火事の火が消えておらず、自衛隊は24日朝、ヘリコプターによる消火活動を再開しました。一方、東京 青梅市の山林火災も鎮火のめどがたっておらず、都は自衛隊に災害派遣を要請しました。気象庁によりますと、23日は東京 青梅市と栃木県足利市を含む関東甲信のほぼ全域に乾燥注意報が出されていました。

午前6時半頃から消火活動再開 けが人はなし

栃木県によりますと、2月21日の午後3時半ごろ、足利市西宮町で山火事が発生し、県や自衛隊などがヘリコプターで上空から水をまくなどしましたが、依然として火は消えていません。

24日は午前6時半ごろから自衛隊がヘリコプターを使った消火活動を再開しました。

23日は現場付近で強風が吹いたため、足利市は住宅地への延焼のおそれがあるとして避難勧告を出し、付近の72世帯に避難を呼びかけています。市では市内の2か所に避難所を設けていて、「さいこうふれあいセンター」には24日午前10時の時点で10人が避難しています。

近くに住む90代の男性
「避難所でひと晩を過ごすことができて安心しましたが、やはり自宅に戻りたい気持ちはあります。不安で、何とか火が消えてくれることを願うばかりです」

市はこの避難所に現地対策本部を設置していて、足利市危機管理課の茂木謙太主査は、「近隣の市にも応援を依頼して消火活動に全力をあげています。何とか消し止められるように県や消防と連携していきたい」と話していました。

市によりますと火事によるけが人はなく、建物などへの延焼も確認されていないということですが、今のところ鎮火の見通しは立っていないということです。
自衛隊や消防が消火活動を急いでいます。

足利市 近くの中学校は休校に

足利市は避難勧告を出した地区に隣接する中学校1校について、安全の確保ができないとして24日の授業を休校とする措置をとりました。
この中学校に通う生徒には自宅などで待機するよう連絡しているということです。

現場から1キロほど離れた小学校では、24日は通常どおり授業が行われる予定で、学校の近くでは子どもたちが保護者に付き添われながら登校する姿などが見られました。

登校に付き添った父親は「子どもがきのうの夜も心配でなかなか眠れなかったようだ。焦げ臭いにおいが家のほうまで来ているので、不安です」と話していました。

東京 青梅の火災 都が自衛隊に災害派遣要請

23日午後、東京 青梅市で住宅など2棟が全焼し、およそ300メートル離れた寺や山林などおよそ10か所で火が出ました。全焼した住宅の庭ではたき火をしていたということで、警視庁は消し切れなかった火が強風にあおられて周囲に広がった可能性があるとみて調べています。

警視庁や消防によりますと、23日午後1時20分ごろ、青梅市沢井で「住宅から火が出ている」と通報があり、木造2階建ての住宅と近くの空き家の2棟が全焼し、住宅に住む60代の男性が煙を吸ってのどに軽いやけどをしました。

この火事の発生からおよそ20分後、北西に300メートルほど離れた寺でも火が出て、寺と隣接する住宅が焼けたほか、近くの山林などでも火が出ました。

警視庁が調べたところ、火災は周辺のおよそ10か所で起きていたということです。

このうち建物の火は消し止められましたが、山林の火災は続いていて、午後6時半時点でおよそ8万平方メートルが焼け、消防車およそ70台が出て日没まで消火活動にあたりました。

警視庁によりますと、全焼した家の住民は「庭でたき火をしていて水で消した。しばらくするとバチバチという音がして火事に気付いた」と話しているということで、警視庁は消し切れなかったたき火の火が強風にあおられて周囲に広がった可能性があるとみて調べています。

この火災について、都は空からの消火活動を強化する必要があるとして、24日午前2時に、自衛隊に災害派遣を要請しました。都によりますと火災は今も続いていて、鎮火のめどはたっていないということです。

午前11時現在、東京消防庁が1機、自衛隊が3機のあわせて4機のヘリコプターで消火にあたっています。

23日は関東甲信のほぼ全域に乾燥注意報

気象庁によりますと、23日は東京 青梅市と栃木県足利市を含む関東甲信のほぼ全域に乾燥注意報が出されていました。

また、ところによって風も強まり、青梅市では午後1時20分ごろに9.3メートルの最大瞬間風速を観測していました。

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