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忽那賢志医師に聞く コロナのワクチンへの期待と注意点

  • 2021年2月16日

まもなく医療従事者への接種が始まる新型コロナウイルスのワクチンへの期待や注意点について、患者の治療を続けてきた国立国際医療研究センターの忽那賢志医師に聞きました。また、厚生労働省は、接種に関する相談などに応じるため、無料のコールセンターを開設しました。

「確実な情報で冷静に判断を」

アメリカの製薬大手、ファイザーなどが開発したワクチンは、17日にも医療従事者への先行接種が始まる見通しです。

このワクチンについて、患者の治療を続けてきた国立国際医療研究センターの忽那賢志医師は「臨床試験では発症リスクが20分の1程度になるなど、発症予防効果は高いとみられ、接種が進めば感染者や重症者が減って、医療現場の負担は確実に減ると考えられる。すぐに元の生活に戻れるとは思えないが、効果が見えてくれば対策を少し緩められる可能性も出てくる」と述べ、臨床医としての期待を示しました。

そして、重症化するリスクが高い持病のある人や、65歳以上の高齢者に加え、若い人でも症状は軽いことが多いものの、後遺症に苦しむこともあるため、接種を検討してほしいとしていて、忽那医師は「自分自身は重症化のリスクもあるのですぐにでも接種したい」と述べました。

一方で、食物アレルギーのある人や抗菌薬などで急激なアレルギー反応、アナフィラキシーを経験したことがある人は、かかりつけの医師などと十分に相談したうえで決めてほしいとしています。

ワクチンの効果や副反応などについて科学的根拠の乏しい情報が広がり混乱することが懸念されていますが、忽那医師は「感染症やワクチンの専門家や国がこまめに正確な情報を伝えることが大事だ。接種を判断する際には、個人のSNSで拡散される根拠の乏しい情報は信用せず、冷静に接種するかどうか判断してほしい。今後、医療現場で速やかに接種が進めば、一般の人たちの不安が解消され接種しようという気持ちになっていくのではないか」と話しています。

コロナワクチン コールセンター開設 接種相談などに対応

厚生労働省は15日から専用のコールセンターを設置しました。接種を受けられるワクチンの基本的な情報や、優先接種の対象になる人、予想される副反応の種類や頻度など、さまざまな相談や問い合わせに無料で応じるということです。

厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター
電話番号:0120-761-770
(午前9時~午後9時 土日・祝日も受け付け)


厚生労働省は「ワクチンに関して不明な点がある人に活用してもらえるよう、正確な情報発信に努めていきたい」としています。

自治体もコールセンター設置の動き

自治体でも、住民の疑問や相談に応じる専用のコールセンターを設置する動きが相次いでいます。

●神奈川県 海老名市
電話番号:046-235-8320
(平日 午前9時~午後5時/土曜日 午前9時~正午)

コールセンターでは今後、ワクチン接種の予約受け付けなどの業務も行うということです。

●千葉県 松戸市
電話番号:0120-684-389
(平日 午前8時半~午後5時)

松戸市では来月中旬以降に高齢者にワクチンの接種券を送ることにしていて、コールセンターでは接種の予約も受け付けることにしています。

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