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コロナのワクチン 最新情報提供するサイト「こびナビ」を医師が開設

  • 2021年2月15日

新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた準備が進められるなか、新型コロナウイルスの研究や患者の診療に取り組む医師が、ワクチンの効果や副反応などの最新情報を提供するインターネットのサイト「こびナビ」を開設しました。

ワクチンの気になる疑問に医師が答える

「CoV-Navi」(こびナビ)と名付けられたこのサイトは今月7日に開設されました。千葉大学病院の医師らのグループが、接種への理解を深めようと、日々の業務の合間を縫って作り上げました。

サイトでは、ワクチンの種類や仕組みについての説明のほか、ワクチンの効果や接種後の副反応について、アメリカでの臨床試験の結果など最新の情報をもとに絵を交えたスライドで紹介しています。

例えば、接種後の副反応については、痛みや腫れ、頭痛などがあることを紹介したうえで、「副反応が怖い」という不安に対しては、「免疫反応がしっかり起こっていることを示す症状ばかりです。3日以内に症状が出て、1-2日以内に治まります」と説明しています。

また、アメリカでワクチンを接種した医師らの体験談を写真とともに掲載していて、接種後の体調の変化などについて実例を知ることができます。

例えば、30代の医師は、 1回目、2回目とも接種した場所の痛みが2日程度続きましたが、その後、よくなったことや、2回目の接種後に倦怠感があったことなどが書かれています。

また、40代の医師は、「どういった反応がでるかは接種後にしか分からないので、接種日とその翌日は時間を柔軟に使えるようにできるとより安心かもしれない」とメッセージを発信しています。

サイトの立ち上げメンバーで千葉大学医学部附属病院の吉村健佑医師は、千葉県の対策本部で入院調整にあたったほか、空港での検疫も担当してきました。

厳しい状況を目の当たりにしてきただけに、ワクチンの接種が感染収束の切り札となるように手を尽くしたいと考えています。

吉村健佑 医師
「感染症の患者が発生してそれに必死に対応するだけでは課題解決にならない。なんとかこの状況を打開したい、このままではいけないと強く感じました。ワクチンについての正しい知識を提供することに徹底し、多くの人がきちんと理解したうえで接種が進んでほしい」

医療関係者向けの情報発信も

このサイトでは、医療関係者向けのページも設け、情報発信に力を入れています。

国内で最初のワクチン接種対象となっている医療関係者のなかにも情報を正確に把握できていない人がいるためです。

サイトでは、「このワクチンにはどのような成分が入っているか」など、専門的な内容の質問にもこたえています。

吉村健佑 医師
「周りの医師や看護師に話を聞いてみたところ、適切でない情報に影響を受け、有効性や安全性を充分に正確に把握していない人もいました。いち早く接種を受ける医療従事者が正しく情報を得て同意して接種するという環境を示すことができたら、それ以外の人たちも安心して接種する人が多いのではないかと思います」

サイトの立ち上げ後、医師会や看護協会などからの反響があるということで、今後、セミナーの開催も検討しています。また、厚生労働省と情報交換を行ってワクチンに関する正確な情報の発信に努めていくとしています。

吉村健佑 医師
「ワクチンの接種が始まるまでが大事だと考えているので少しでも早く新たな情報をサイトに掲載していきたい」

こびナビのホームページ https://covnavi.jp/

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