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コロナのワクチン いつ、どこで接種できるの?高齢者は?施設職員は?

  • 2021年1月26日

新型コロナウイルスのワクチンは2回の接種が必要です。厚生労働省は、接種開始から9週間以内にすべての高齢者が1回目の接種を受けられる体制を整備するよう自治体に指示しました。また、高齢者施設などの職員について、高齢者と同時に接種することを条件付きで認める方針です。想定される接種のスケジュールなどもあわせてまとめました。

3月下旬めど 高齢者3600万人に接種できる体制確保

ファイザーなどが開発したワクチンについて、厚生労働省は承認されれば来月下旬までに医療従事者から順次、接種を開始する方針です。

25日は自治体向けの説明会が非公開で開かれ、厚生労働省は、3月下旬をめどに高齢者およそ3600万人に接種できる体制を確保するなどといった想定のスケジュールを改めて示しました。

ファイザーのワクチンは3週間の間隔をあけて2回の接種が必要となる見込みで、厚生労働省は接種を開始して9週間以内にすべての高齢者が1回目の接種を受けられる体制を整備するよう求めています。

 

全員が1回目の接種を終える前に2回目の接種が始まることを想定し、人口10万人で高齢化率が27%の自治体の場合は1週間当たり6000回の接種が必要になるということです。

また、接種を受けてもらう場所は、原則、住民票を登録している市町村としていますが、路上生活をしている人や家庭内暴力の被害を受けて住民票を移していない人などは、申請をすれば居住地の市町村で接種を受けられるということです。

一方、自治体からは、接種を行う医師や看護師などの人手や接種会場を確保するのが難しいといった声が出ていて、速やかに接種を進めるには国のきめ細かな支援が欠かせなくなっています。

高齢者施設の職員 高齢者と同時接種を条件付きで認める方針

高齢者施設などの職員について、厚生労働省はクラスターの発生を防ぐため、医師が介護施設に出向くなどして高齢者と同時に接種することを条件付きで認める方針です。

具体的な要件としては、入所する高齢者の健康を日常的に管理する医師などが確保されていて、職員が接種を受けても接種後の入所者の健康状態を観察できることなどを挙げています。

また、接種を受けるのは本人が希望している場合に限られるため、希望しているかどうか確認が難しい高齢者については、家族や医師の協力を受けて意思を確認するよう求めています。

想定のスケジュールは

厚生労働省は25日、ワクチンの接種体制の整備について改めて想定のスケジュールを示しました。それによりますと、ワクチンが承認されればできるかぎり来月下旬から1万人から2万人程度の医療従事者に先行して接種を始めたいとしています。続いて3月中旬をめどに医療従事者およそ370万人に、3月下旬をめどに65歳以上の高齢者およそ3600万人に接種できる体制を確保し、その後、基礎疾患のある人などを優先しながら順次、接種を進めるとしています。

自治体には焦りの声

ワクチンの接種について、準備を進める自治体では焦りの声が聞かれています。

東京・目黒区では、先月から新型コロナウイルスのワクチン接種の準備にあたる専門の部署を設けて作業を進めています。

現在は、区民に配る予防接種のクーポン券について、区独自に作成する案内文書のレイアウトを検討したり、予約システムの構築に向けて委託する業者と打ち合わせを行ったりしています。

また、対象となる区民にワクチン接種を行う場所については、先週までに体育館など区の所有する3施設を確保したほか、5か所の医療機関とも調整を進めています。

一方で、ワクチンが供給されるスケジュールが明確になっていないため、接種場所をどのくらいの期間確保すればいいかのかわからず、不安に感じているといいます。

目黒区新型コロナ予防接種課 吉田武広課長
「体育館などは利用者がいるので、いつまで使用制限をかけるか確定した情報がないと伝えられない。国にはこういった自治体の状況も踏まえて制度設計をしてほしい」

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