1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. もっとニュース
  4. 埼玉県出身の大栄翔 大相撲初場所で初優勝 母親と恩師が語る

埼玉県出身の大栄翔 大相撲初場所で初優勝 母親と恩師が語る

  • 2021年1月25日

埼玉県朝霞市出身の大栄翔が大相撲初場所で初優勝しました。埼玉県出身の力士が優勝するのは初めてです。優勝から一夜明け、母親と恩師が喜びや今後の期待について語りました。

母親「帰ってきたら卵サンドを食べさせたい」

母親の高西恵美子さんは、24日は地元・埼玉県朝霞市で地元の支援者とともに千秋楽の取り組みを観戦しました。優勝から一夜明けた25日、高西さんは、朝霞市内でインタビューに応じました。

Q.どんな気持ちで取り組みを見ていましたか
「ドキドキしながら、結果はどうであれ、あの子が自分らしい相撲を取りきれればと思って見ていました」

Q.優勝が決まった瞬間は
「いずれは優勝してほしいと思っていましたが、こんなに早く優勝するとは思っていませんでした。今回は泣かないようにと心では決めていたのですが、今までのことが思い浮かんで、涙が出てきました」

Q.番組で「女手一つで育ててくれた」と母親に対する感謝の言葉を述べていたことについて

「お互いに多少助け合わなければやっていけない部分があったので、不自由をさせたこともあったと思います。それがああいう言葉で帰ってきて最高でした。本人から直接は聞いていませんが、私を楽にさせたいということを話しているみたいで親孝行な息子だと思います」

Q.今後について
「突き押し相撲を極めてこの相撲なら負けないっていう相撲を見たいです。横綱や大関は期待していないわけではありませんが、一歩ずつ確実に上にあがっていってもらえればと思います」

千秋楽 隠岐の海(手前)を攻める大栄翔

そして、恵美子さんは大栄翔が家に帰ってきたら食べさせたいものがあるといいます。

「たまに1日2日家に戻って来るときに『卵サンド作っといてよ』と言うんです。『いつもの1斤でいい』とか言いながら。1斤は基本的には食べるのでテーブルに置いておくと、ぼそっと『いただきます』といいながら食べていました。もう一回作ってあげたいな」

1歳の誕生日(平成6年撮影)

恩師「気持ちの強い子で、どんな練習にも耐えていた」

大栄翔は、子どもの頃からよく食べ病気もせず、活発だったということで、小学1年生の時に出た地元・埼玉県朝霞市の相撲大会で優勝し、「朝霞相撲錬成道場」に通い始めました。

中学2年生からは、より強い相手と稽古をするため、週末、埼玉県入間市の「入間少年相撲クラブ」に通うようになりました。

監督の西澤正夫さんの自宅に泊まって稽古をしていたということで、西澤さんは、当時の様子について、「飛び抜けて力のある子ではなかったが気持ちが強く、どんな練習にも耐えていた」と話していました。

右:大栄翔関 左:西澤監督

そして、「本人の小さい頃からの努力を知っているので、今回の優勝は普通の優勝ではない重みを感じています。昔から突き押しが持ち味なのでけがをせず自分が信じる相撲を続けてほしい」と話していました。

大栄翔「優勝は夢の中の夢の話」

初場所は両横綱が不在となる中、前頭筆頭の大栄翔が持ち味の突き押し相撲で三役力士全員を破るなど白星を重ね、13勝2敗で初めての優勝を果たしました。千秋楽から一夜明けた25日、大栄翔は埼玉県草加市にある追手風部屋からオンラインで会見しました。

●心境について
「優勝は夢の中の夢の話。自分がするとは考えられなかった。ただ最大の目標だったので達成できたのはうれしい」

●初場所の相撲について
「立ち合いの踏み込みに角度と鋭さがあり、突きの回転もよく休まず攻めることができたのがよかった。序盤は格上との対戦で全てが自信になる相撲で、終盤は大事になったが自分の相撲を取りきろうと思った」

●今後に向けて
「気を抜かず、来場所に向けてしっかりやっていきたい。1つずつ地道に目標をかなえていきたい。まずは関脇での勝ち越しを目指したい」

ページトップに戻る