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忽那賢志医師に聞く コロナ医療体制と緊急事態宣言

  • 2021年1月8日

緊急事態宣言について、7日、新型コロナウイルスの重症患者の治療を行ってきた国立国際医療研究センターの忽那賢志医師に聞きました。忽那医師は「入院の依頼を断ることも増え、発熱外来で陽性になる人も急速に増えている。緊急事態宣言を本当に意味あるものにするためには、1人1人がきちんと行動を変える必要がある」と話しています。

重症者用の病床は満床 受け入れ断ることも

忽那医師によりますと、新型コロナウイルスの重症患者の治療を行ってきた国立国際医療研究センターでは、現在は連日、重症化するリスクのある患者を中心に5人から6人ほどが入院するということで、退院しても別の患者が入院する状態が続き、重症者用の病床は先月下旬から満床だということです。

《患者の入院依頼について》
「先月初めには入院の依頼を断ることはほとんどなかったが今は断らざるを得ない日が増え、現場は年末からひっ迫している。今後、さらに患者が増えればより深刻な状況になりかねない」

《現状について》
「きょう診断されるのは年末年始に感染している人だと思う。これだけ感染者が増えていると政府も言っていたが、行動変容につながっていない、人出も減っていないことが原因だろう。これまで日本は患者の発生を抑えることで医療の質を担保し、世界に比べると致死率も低くできていたが、それができなくなってきている。懸念されるのは本来救える患者が救えなくなって、致死率が上がってきていることだ」

緊急事態宣言「1人1人がきちんと行動を変える必要がある」

《緊急事態宣言について》
「発熱外来で陽性になる人も急速に増えていて、本当に市中に感染が広がっている印象だ。今後、患者が徐々に減るなど効果を期待したいが、宣言後も減らないと、首都圏の医療は本当に崩壊すると思う。宣言を本当に意味あるものにするためには、1人1人が会食を控え、なるべくテレワークを進め、極力外出を控えて人どうしの接触を減らすなど、1人1人がきちんと行動を変える必要がある」

 

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