東京都と神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県では、生活圏が重なっていることなどから、12月初めからほぼ同様のタイミングで感染者数が増加しています。政府の分科会は、東京などの大都市部から周辺にしみ出すように感染が広がっているとして、大都市での感染を抑えなければ、地方での感染を抑えることは困難だとしています。
12月1日時点で370人でしたが、19日に736人とほぼ2倍に。その後26日には約2.6倍の949人に、そして31日は、これまでで最も多い1337人と、1か月間でおよそ3.6倍になりました。
12月1日の時点では158人でしたが、17日に319人と倍増。24日に495人と3倍を超えたあと、31日は過去最多の588人と1か月間に約3.7倍になりました。
12月1日の時点で103人でしたが、12日には199人とほぼ2倍になり、25日には298人でほぼ3倍に。そして31日には過去最多の330人と、およそ3.2倍になりました。
12月1日の時点では74人でしたが、10日には150人と倍増し、24日に234人と3倍を超えたあと、31日には過去最多の252人で、およそ3.4倍となりました。
新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会は、東京などの大都市部から周辺にしみ出すように感染が広がっているとして、大都市での感染を抑えなければ地方での感染を抑えることは困難だとしています。
一方、PCR検査などを受けた人が陽性と判定される割合、「陽性率」も上がっています。
いずれの地域でも検査の数が増える中で陽性率は上がっていて、市中で感染が広がっていることを示しています。