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コロナ禍の年末年始 生活困窮者に住まいや食料支援

  • 2020年12月21日

新型コロナウイルスの影響が長期化する中、仕事や住まいを失う人たちが増えるとみられています。そうした中、東京都がホテルの部屋を無償で提供したり、山梨県のNPOが食料を届けたりするなど、年末年始に向けて支援の動きが出ています。

東京都はホテルの部屋を無償提供

東京都は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で仕事がなくなるなどして住まいを失った人に対し、年末年始にビジネスホテルの部屋を無償で提供する取り組みを始めました。

都がビジネスホテルの部屋を無償で提供するのは、21日から1月19日までの間で、区や市の福祉事務所や自立相談支援機関の窓口とも連携して仕事がなくなるなどして住まいを失った人に対して、宿泊先を紹介します。

このうち新宿・歌舞伎町にある都の相談窓口には、午前中から行き場のない人たちからの
電話が相次いでいました。

都は緊急事態宣言が出された時期にもビジネスホテルを提供する取り組みを行い、4月から6月までの間に、のべ1250人ほどが利用したということです。

東京都地域福祉課 畑中和夫課長
「コロナ禍の年末年始で、日払いや飲食業の仕事などがいつも以上に減り、不安な思いをする方が多いと思います。ぜひ遠慮なく相談して下さい」

都は12月29日、30日、1月2日にも臨時で窓口を開くほか、電話でも相談を受けつけています。

電話番号(フリーダイヤル)
0120-874-225

女性専用の番号
0120-874-505

生活困窮者の支援団体が食料配布や生活相談

新型コロナの影響で仕事を失うなどして生活に困窮する人が、自治体の窓口が閉まる年末年始に公的な支援を受けられない可能性があるとして、生活困窮者などを支援する5つの団体が大みそかや元日などに東京都内で緊急の食料配付や生活相談を行うことになりました。

食料の配付や生活相談などを行う場所
▽12月31日は東京・豊島区の東池袋中央公園
▽1月1日と3日は東京・千代田区の聖イグナチオ教会

支援団体では仕事と住まいを失った人に当面の生活費を支給し、東京都が用意したビジネスホテルに誘導するとともに1月4日以降、自治体への生活保護の申請を支援することにしています。

団体によりますと、感染拡大の影響で仕事を失ったり収入が減ったりした状態が長く続き、「所持金がなくなり生活できない」と相談に訪れる人が増えています。正規雇用で働いていた若い女性が仕事を失って相談を寄せるケースが多く、家族とは疎遠で頼ることができずに追い込まれる人も少なくないということです。

支援団体の1つ「つくろい東京ファンド」の稲葉剛代表理事
「自分がまさか支援を受けると思わなかったという人が多く突然、仕事や住まいを失ったことで孤立し、精神的にも苦しんでいる。『1人ではないんだよ』と伝え生活支援を行うとともに年末年始に路上での生活を余儀なくされる人を少しでも減らせるように取り組みたい」

山梨県のNPOは食料支援

山梨県南アルプス市のNPOは、年末年始を前に、新型コロナウイルスの影響で仕事を失うなどして収入が減り生活が困窮している人を支援しようと、緊急で食品を届けることになりました。

厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスの影響による「解雇」や「雇い止め」で職を失った人は見込みも含めて12月11日の時点で全国で7万6543人に上っています。

こうした状況を踏まえ南アルプス市のNPO「フードバンク山梨」は、年末年始を前に県内の職を失った人などに無料で食品を送ることになりました。

対象となる人は、以下の通りで、100人を目標としているということです。

・県内在住
・今年度はフードバンク山梨の支援を利用していない
・失業した人
・会社の休業や売り上げの減少によって収入が減り生活に困っている人

申し込んだ人には12月31日に5キロの米やもち、それにレトルト食品などが届けられるということで、フードバンク山梨は「コロナ禍で頑張って生活している人に温かい年越しを迎えてほしい」としています。

申し込みは今月22日までインターネットと電話で受け付けています。

電話番号:055-298-4844

 

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