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新型コロナ 第3波 感染者が語る感染までの経緯

  • 2020年12月2日

「まさか自分が…」新型コロナウイルスに感染していることが確認された男性はこう話していました。先週まで入院していたというこの男性は、在宅の仕事がほとんどで、予防にも気を配っていたといいます。「第3波」ともいわれる新型コロナの感染拡大が続く中、この男性はNHKの取材に対して「みずからの経験が役にたてば」との思いで、感染が確認されるまでの経緯などを話してくれました。

先月中旬 トレッキングに出かけ飲食店へ

取材に応じてくれたのは、首都圏に住む30代の男性です。基本的には「在宅」で、IT関係の仕事をしているということですが、先月中旬、友人と2人でトレッキングに出かけました。

そしてその夜、自宅近くの2軒の飲食店に立ち寄りました。

男性によりますと、そのうち2か所目は、カウンター席だけの店で、すでにいた5人ほどの客でほぼ満席だったそうです。また、食事中にマスクをしている人はいなかったといいます。

男性
「L字型カウンター席の奥のほうにトイレがある。そこに行くのに、カウンター席に座っているお客さんが前につめて座るようにしないと、うしろを通るのがギリギリだった。窓を開けている時間はあったと思うが、常に換気されているようなイメージではなかった」

 男性はこの店には、1時間半から2時間ほど滞在したということです。

3日後 体調に異変 翌日に発熱

それから3日後、男性はのどに異変を感じました。自分自身は意識していませんでしたが同居している家族から「せきがおかしいのではないか」と言われたといいます。

その時点では、自分が新型コロナウイルスに感染しているとは思っていませんでしたが、次の日の朝には38度の発熱。医療機関で検査を受けたところ、感染が確認されました。

男性
「まさか、自分が、コロナに感染しているとは思わなかった。聞かされたときには、非常にショックというか、家族にうつしていないか、まわりの人の体調はどうなのか。トレッキングに行った日、飲食店であった人たちの体調はどうなのか、すぐに心配になった」

感染確認で男性は

そこで、男性は、友人や店にいた客などにすぐに連絡をとりました。

男性
「風評被害みたいなものをおそれて連絡しない人も多いと思うが、それよりもうつさないことのほうが重要だと思っていたし、友人も体調不良、同じタイミングで訴えているということもあったので、ここは必ず、抗原検査を受けるように連絡しなければいけないという気持ちが強かった」

友人は当初、「かぜ」と診断されていましたが、検査の結果、「陽性」と確認。また、別の客の1人も、検査で「陽性」と確認されたということです。一方、同居している50代と60代の両親は検査で、「陰性」と確認されました。

10日間の入院…感染を防ぐためには

その後、男性は入院。入院生活は10日間に及びました。退院したいま、改めてみずからの経験をふりかえってもらうと…。

男性
「第1波の時、第2波の時は完全に自粛していた。この時期になって、気が緩んでしまった。誰でもうつる可能性がある感染症なので、もし、時間を戻せるのだったら行かない。体調不良をかんじたらすぐに医療機関で検査をする。また無症状でも持っている可能性があるかもしれないので、感染を広げないように対策をする」

男性は、めまいや頭痛に悩まされ続ける中、自らの経験や反省がこの第3波を食い止めるのに少しでも役立てれば、と話しています。

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