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不漁続く江戸前海苔 クロダイからネットで守れ

  • 2020年11月26日

東京湾沿岸で養殖されている「江戸前海苔」は、このところ不漁が続いています。その原因のひとつがクロダイ。水中カメラの映像でもノリを食べ尽くす姿も確認されています。千葉県富津市の沖合では、クロダイの侵入を防ぐネットが試験的に養殖場に設置されました。

クロダイがノリを食べ尽くす

令和元年に千葉県の水産総合研究センターが設置した水中カメラの画像です。

育ったノリに近づくクロダイ

大きな口を開けてノリを食べる

銀色のクロダイが養殖ノリの下に集まり、大きな口を開けて食べ尽くす様子がわかります。

ノリはほとんど無くなりました

江戸前海苔 続く不漁

東京湾に面する富津市などで養殖されるノリは「江戸前海苔」として古くから親しまれていますが、5年前から不漁が続き、昨年度の生産量はおよそ8400万枚と10年前の4分の1以下になっています。その原因のひとつが、周辺で増えているクロダイによる被害とされているのです。

新しいネットでノリを守れ

そのため地元の新富津漁協ではクロダイからノリを守るために改良した、養殖場を囲む新しいネットを試験的に導入することになり、26日は、漁業者が協力して沖合の養殖場で作業を行いました。

これまでのネットは養殖するノリの下に水平に設置され、魚に下から突き上げられるような形で食べられる被害が出ていましたが、新しいネットは深さおよそ6メートルの海底にまで届く長さで、周りを垂直に隙間なく囲ってクロダイの侵入を防ぐようになっています。今後、効果が見られれば本格的な導入を検討する予定です。

養殖を行う小泉晴信さん
「収穫前のノリがひと晩で全くなくなる時もあるので新しいネットで少しでも生産量が元に戻って欲しい」

動画

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