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“死ねといわれているような” 仕事も住まいも失って

  • 2020年4月20日

3年前から、建設現場で日雇いの仕事を続ける40代の男性。
収入は月に20万円ほどでしたが、新型ウイルスの影響で、3月に入り仕事の状況が一変したといいます。

「仕事がいきなり激減しました。今は週に1回ぐらいしかありません。とにかく苦しくて苦しくてしょうがないです」

さらに感染拡大によって、生活する場所も奪われることになりました。男性が日雇いの仕事を始めてから寝泊まりしていたのは、インターネットカフェでした。

※画像はイメージです

今月10日に都が発表した休業要請の対象となったため、男性は行き場を失ったのです。

「コロナで仕事もない。住むところも、ネットカフェが都の指示で住めなくなる。はっきり言って、“死んでください” といっているようなものです。このままでは命を落としてしまいます」

支援の現場にも異変

今月11日、池袋でNPOが炊き出しを行いました。
新型ウイルスの影響で仕事や住まいを失った人たちが、いつもの倍近く、およそ200人集まりました。配られているのは、パックに入った弁当でした。

これまで炊き出しは、温かい食事を囲む団らんの場にもなっていました。
しかし、感染予防のためNPOでは、これまでとは異なり「密集しないよう 食事は持ち帰って食べる」「行列は一定の間隔を保つ」などの対応を余儀なくされています。

以前から行っている生活相談にも大きな変化がありました。
新型ウイルスの感染が広がる中、「働き口を失い、所持金が底をついた」「体調を崩したが病院にいけない」といった深刻な相談が相次いだのです。

「初めてこういう状態になってどこで何を相談すればいいかわからないという人がいっぱいいます。この状況をどうやって乗り切るか、できる範囲のことを続けていきたい」

(支援団体TENOHASI 清野 賢司さん)

 

仕事や住まいを失った人など生活に困窮している人を支援している一般社団法人「つくろい東京ファンド」の代表理事の稲葉 剛さんは今回の対応の難しさを次のように話しています。 

「感染リスクを考えると大規模な相談会などを行うことができない。普段協力してくれるボランティアを集めることもできず、少人数で活動するしかない。非常に難しい選択を迫られています」

 (首都圏情報ネタドリ! 4月17日放送)

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