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詐欺:手口の再現を見て被害を防ぐ

  • 2022年11月30日

詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
今回のテーマは、「“手口の再現を見て被害を防ぐ”」です。寸劇で詐欺被害を防ごうという取り組みを紹介します。

埼玉県所沢市で、警察官などが寸劇で詐欺の手口を紹介しました。

「このままですと、岬さんのキャッシュカードが悪用されてお金が引き出されてしまう可能性があります」

犯行グループは警察や銀行協会を名乗って女性に電話をかけ、預金をすべて失ってしまう前にキャッシュカードを交換する必要があると持ちかけたあと、銀行協会を名乗る男を差し向けます。

「それではまず、キャッシュカードを完全に使えなくするためにはさみで切ります」

ICチップを避けて切れ込みを入れカードが使えなくなったように見せかけます。そして再発行のためとして暗証番号を書いた紙をカードと一緒に同封。

「封印をしますので、印鑑を持ってきてください」

女性が印鑑を取りに目を離した隙に、偽物の封筒とすり替えます。
寸劇では、発覚を遅らせるよう口止めをしてくることも紹介しました。

参加した40代女性
「ニュースで見聞きしている内容とは違って、リアルなやりとりがとても良いと思いました」

埼玉県警所沢警察署 日向昇一生活安全課長
「特殊詐欺を誰かに相談するということからだまされないで済みますので、家族に相談したりしてもらえれば」

今回のポイントはこちら。「“手口の再現を見て被害を防ぐ”」

警察は、インターネットでも特殊詐欺の注意点を公開しています。犯行グループの手口を知って被害防止に役立てましょう。

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