詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
今回のテーマは「“絶対に電話しないで”に注意」です。
11月、東京・杉並区に住む70代の夫婦の自宅に息子を名乗る男から電話があり、「仕事で使うタブレットや携帯電話が入ったかばんをなくした。遺失物の届けをしたから見つかったら連絡があると思う」などと言われたということです。
その直後に鉄道会社の遺失物係を名乗る男から電話があり、「かばんは見つかったが、携帯電話はなかった。電話をかけると、拾った人に悪用されるので絶対に電話をしないように」と伝えてきたということです。
再び息子を名乗る男から電話があり、「取引先に渡す現金がすぐに必要で、500万円から700万円ほど用意できないか」などと言ってきたということですが、不審に思った夫婦は息子に電話をかけて直接確認し、詐欺だと見破りました。
皆さんへのお願いです。「“絶対に電話しないで”に注意」
詐欺グループは詐欺だと見破られないように、もっともらしいことを言って家族などと直接連絡を取らせないようにしてきます。
電話の相手が家族などと連絡を取らないよう言ってきたとしてもうのみにせず、以前から知っている電話番号に連絡をして直接本人に確認するか、警察に相談してください。