詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“もしもし、オレだけど”に改めて注意!」です。
9月上旬、千葉県内に住む70代の女性の自宅に男の声で「もしもし、オレだけど」と電話がありました。
男は「取引先への支払いに使う会社のカードをなくしてしまった。支払いができないと大変なことになるので助けてほしい」というのです。
男は名乗りませんでしたが、女性は声が似ていたため本当の息子だと信じてしまいます。その後、会社の上司の家族だという男が自宅を訪ねてきて、女性は用意した現金200万円を渡してしまったということです。
皆さんへのお願いです。「“もしもし、オレだけど”に改めて注意!」
子や孫を装う「オレオレ詐欺」は今も相次いでいます。
今回、被害に遭った女性は夫から詐欺の疑いがあると制止されましたが、「息子が困っている」という焦りと不安から現金を渡してしまったということです。オレオレ詐欺は親心につけ込む犯罪です。こうした電話がかかってきたら慌てずにまずはいったん電話を切ってください。そして、あなたの子どもや孫に電話をかけて確認してみてください。