詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「地域のつながりで被害を防ぐ!」です。
4月、横浜市神奈川区に住む90歳の女性の自宅に、息子を名乗る男から「大事な書類が入ったかばんをなくしてしまい、お金が必要だ」と電話があり、対応に迷った女性は自治会長に相談しました。
自治会長は「かばんをなくしてしまい、金が必要だ」といった電話は典型的な手口だと、すぐに詐欺を疑い、警察に連絡。女性は被害に遭うことなく、今後に備えて自宅の電話を、録音機能の付いた特殊詐欺対策用のものに交換したということです。
神奈川警察署は4月28日、自治会長の高野孝行さんに感謝状を贈るとともに、「サギ防止アドバイザー」に委嘱しました。
「地域のつながりで被害を防ぐ!」
自治会長の高野さんは日頃から、不審な電話があった場合には恥ずかしがらずに連絡してほしいと住民に呼びかけていて、それが今回、詐欺を防ぐことにつながりました。お金を要求する電話があったら、警察や地域の人、家族などに相談してください。