詐欺：“夜の詐欺電話”に注意！

1月、東京・世田谷区に住む80代の夫婦の自宅に、若い男の声で「会社の大事な書類をなくしてしまった。穴埋めをするため、今すぐ5000万円を取引先に届けなければならない」という電話がありました。

電話があったのは、金融機関が営業を終えた後の午後7時ごろ。孫だと思い込んだ夫婦は、男のあわてた声を聞いて「500万円なら自宅にある」と伝えてしまいます。

そして、深夜に会社の関係者を名乗る男が自宅を訪れましたが、不審な様子だったため現金を渡すのを思いとどまり、「警察に通報する」と伝えると男は逃走。被害に遭わずに済みました。

皆さんへのお願いです。「“夜の詐欺電話”に注意！」

警視庁によりますと、都内では、去年の秋ごろから午後6時以降の時間帯に詐欺の電話がかかってくるケースが相次いでいるということです。金融機関が営業を終えた後に電話をすることで、「お金を引き出せず困っている」などと被害者を焦らせる狙いがあるとみられています。
かかってくる時間帯にかかわらず、電話でお金の話をされたら詐欺を疑い、いったん電話を切って家族や警察に相談してください。