詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“カードに切り込み”はだましの手口!!」です。
11月、千葉県内に住む80代の女性の自宅にデパートの従業員を名乗る男から「客があなた名義のクレジットカードで買い物をしようとしていた。全国銀行協会に連絡してほしい」と電話がありました。
驚いた女性が教えられた番号に電話をすると、「不正使用されているので、手続きのため担当者が伺います」と言われ、しばらくすると、男が自宅を訪ねてきました。
女性が男の求めに応じてカードを渡すと男はカードにはさみで切り込みをいれたうえ封筒に入れて持ち去ろうとしたといいます。しかし、このとき、この場に居合わせた近所の人が不審に思い、職員証の提示を要求。男はカードを置いたままあわてて立ち去り、被害を免れたということです。
皆さんへのお願いです。「“カードに切り込み”はだましの手口!!」
詐欺グループがカードに切り込みを入れるのは「カードが使えなくなった」と思い込ませるためです。切り込みを入れていても磁気などが読み取れる状態であれば使えてしまいますので、カードは決して渡さないようにしてください。