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詐欺:特殊詐欺の“水際対策”を避けないで!

  • 2021年12月9日

詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「特殊詐欺の“水際対策”を避けないで!」です。

11月、横浜市内に住む80代の女性の自宅に孫を名乗る男から電話があり、「親には言っていないが彼女を妊娠させてしまった。父親と弁護士から示談金として100万円を要求されている」と言われました。

話を信じた女性は孫のために示談金を用意しようと、金融機関に向かいます。

このとき女性は3つの銀行の窓口やATMを回って数十万円ずつ現金を下ろし、孫の友人を名乗る男に100万円を手渡したということです。

3つの銀行を利用したのは、現金を下ろす際に金融機関や警察から事情を聴かれるのを避けようとしたからでした。

皆さんへのお願いです。「特殊詐欺の“水際対策”を避けないで!」

多くの金融機関では、高額の出金を希望する人に、その目的を確認しています。ここで、詐欺が発覚することも珍しくありません。数十万円ずつ下ろしたり、ATMを利用したりすると、水際で詐欺を防ぐことができません。本当の話だと信じていても、誰かに話すことで不審な点に気付くこともあります。電話で現金やカードを要求されたら、詐欺を疑い、家族や警察に相談しましょう。

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