詐欺：“知人からの電話”に注意！

11月、東京・国分寺市に住む70代の女性の自宅に、知人を名乗る男から「病院の待合室でかばんを盗まれてしまった」という電話がありました。男はさらに、「不正に利用されないようキャッシュカードを止めたので現金が引き出せず困っている」とたたみかけます。

この知人とは20年来のつきあいだった女性。「50万円なら用意できる」と答えてしまいました。
しかし、電話を切った後、冷静になった女性は知人に連絡を取り、詐欺の電話と確信。警察に通報しました。

その後、知人の関係者を名乗る少年が現金を受け取りに自宅近くを訪れましたが、待ち構えていた警察官に逮捕されました。

皆さんへのお願いです。「“知人からの電話”に注意！」

息子や孫を装い、かばんを盗まれたなどとうそを言って現金をだまし取るのは、典型的なオレオレ詐欺の手口です。しかし、今回のように家族ではなく、知人を装うケースもあるので注意が必要です。たとえ信頼する知人を名乗っていても、電話でお金の話をされたら詐欺を疑い、いったん電話を切って家族や警察に相談してください。