詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“携帯番号を教えて”に注意!」です。
10月8日、横浜市南区に住む80代の女性の自宅に、孫を名乗る男から「駅のトイレに財布や携帯電話などを忘れてしまった」と電話がありました。
すると今度は、駅員を名乗る男から電話があり、「お孫さんの忘れ物が見つかったときにはあなたの携帯電話に連絡するので、番号を教えてほしい」と言われました。
女性が番号を教えると、その後、孫を名乗る男から、携帯電話に電話がかかってきて、「お金が必要だ」というのです。
話を信じた女性は通話を続けたまま指定された公園まで出向き、その場にいた弁護士の助手を名乗る女に現金100万円を渡してしまいました。
皆さんへのお願いです。「“携帯番号を教えて”に注意!」
詐欺グループは携帯電話に電話をかけ通話を続けたまま現金を用意させ、待ち合わせ場所に来るよう指示してくることがあります。こうした手口には通話を続けることで被害者が警察や家族に相談できないようにする狙いがあるとみられます。携帯電話に電話があり、金を用意して欲しいなどと言われたら詐欺を疑い、電話をすぐに切って警察や家族に相談してください。