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コロナ禍でのインフルエンザ予防接種 どうなるの?

  • 2020年9月24日
インフルエンザが流行するシーズンが近づいていますが、今年は新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されています。多くの人が暮らす首都圏でも、今シーズンはインフルエンザの予防接種を希望する人が急増すると見られ、すでに予約が相次いでいる医療機関もあるようです。

例年の2~3倍の予約が

横浜市泉区にある小児科クリニックでは9月10日からインフルエンザのワクチン接種の予約受付を始めたところ、この時期としては例年の2倍から3倍にあたる900件ほどの予約が24日までに入ったということです。

接種を始める10月10日は、163件の予約が入っています。

クリニックでは今シーズンはおよそ2000回分のワクチンを用意する予定ですが、予約が殺到すれば断らざるを得ないケースが出てくる可能性もあるとしています。

クリニックの山中龍宏院長は「新型コロナウイルスの影響でことしは早めにインフルエンザのワクチンを子どもに接種させようという保護者の方が多いのではないかと感じる。国は十分にワクチンを確保していると聞くのでしっかりとワクチンの接種を行えるようにしたい」と話しています。

高齢者優先 でも子どもは?

厚生労働省は、重症化のリスクが高い65歳以上の高齢者などへの接種を10月1日から優先して始めることを決めました。それ以外の人は10月26日まで接種を待つよう呼びかけていますが、医療従事者や基礎疾患がある人、妊娠中の人、それに生後6か月から小学2年生までの子どもは早めに接種してほしいとしています。

これについて、日本小児科医会は「子どもへの接種を一律に遅らせるのは避けて、医療機関ごとの判断で時期を決めるべきだ」などとする見解を周知しました。

日本小児科医会の峯 眞人理事は「インフルエンザは子どもの間で感染が広がりやすく、基礎疾患がある子などは優先して接種すべきだ。接種を希望する人が増えれば、子どもにワクチンが行き届かないおそれもあり、本当に必要な場合は10月前半から接種を始めてほしい」と話しています。

予防接種 無料の自治体も

自治体の中には、インフルエンザの予防接種を無料にするところも出てきています。

東京都
高齢者に無料で受けてもらうための費用などを盛り込んだ補正予算案をまとめています。65歳以上のすべての都民と、基礎疾患のある60歳から64歳の都民のあわせておよそ300万人が対象になるということです。

新宿区
10月1日から、予防接種を無料で受けられる対象を広げる方針を決めています。これまでは75歳以上の高齢者や、生活保護を受給している世帯の人などが無料となっていましたが、新たに65歳から74歳までのすべての高齢者や障害の程度が重い60歳から64歳の障害者、それに13歳未満のすべての子どもも無料の対象になります。
 
千葉市
生後6ヶ月以上の接種費用の一部を助成します。

埼玉県
県内に住む65歳以上の高齢者と60歳から65歳の障害のある人、あわせて194万人を対象に無料で受けられるようにする方針です。    

ワクチンは足りる?

予防接種を希望する人が増えた場合、ワクチンは足りるのでしょうか?

厚生労働省は今シーズンのインフルエンザワクチンは、成人の用量に換算しておよそ6300万人分を確保できる見込みだとしています。これは、昨シーズンに使用された量を12%上回っています。
10月以降、徐々に供給量が増えますが、すべてのワクチンが供給されるのは12月以降になる見通しです。

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