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ありがとう としまえん

  • 2020年8月31日

子どもの頃、親にせがんで連れて行ってもらい、青春時代にはデートで訪れ、そして親になった自分が我が子を連れいった遊園地。8月31日、「としまえん」は94年の歴史に幕を下ろします。

気持ちを込めて乗ります

閉園の前日、最後の日曜日の営業となった東京・練馬区の「としまえん」。
午前8時には入り口に大勢の行列ができたため通常より早い午前9時前に開園しました。

園内は大勢の人でにぎわいました。

人気の波のプール

特にプールや平成22年に機械遺産に認定された「カルーセルエルドラド」というメリーゴーランドが人気を集めていました。

(埼玉から来た親子)
「なくなるのが信じられなくて… 楽しもうかなと心に刻もうと思っている」

(豊島区の男性)
「昔56年くらい前にきたときを思い出して、最後なので気持ちを込めて乗りたい」

開園は大正15年

としまえんの開園は大正15年。
当初は運動場やテニスコートが中心の、のどかな公園でした。

昭和2年に最初の乗り物の。「ウォーターシュート」が登場。

子どもが憧れたジャンピング船頭さん

ボートの先端に船頭が立ち、水しぶきをあげて着水する瞬間にジャンプし、同じ船に着地する姿が人気を呼びました。
これが日本初の施設とされ、「元祖絶叫マシーン」として、としまえんから全国各地に広がりました。

屋内スキーに流れるプール

スキーブームにわいた昭和30年代には、世界初をうたう屋内スキー場も造られました。
昭和40年には、こちらも世界初という、流れるプールが大人気に。

あまりの人気に芋洗いとも…

そして、昭和46年に登場したのが、現在のとしまえんのシンボルになっている「カルーセルエルドラド」です。
1907年にドイツで作られ、世界で最も古いメリーゴーランドとも言われています。
世界的に貴重な文化遺産として、平成22年には機械遺産に認定されました。

跡地は・・・

首都圏を代表する遊園地のひとつとして知られ、多くの人に親しまれてきた「としまえん」。
1990年代には来場者数が400万人を超えていましたが、こうしたなか、東京都は東日本大震災を受けて、2011年に「としまえん」を中心とする一帯の土地を西武グループなどから買収したうえで、災害時の避難場所にも活用できる都立公園として整備する方針を固めました。

 

その後、来場者数は2017年度は96万人まで減少したものの2018年度はやや持ち直し、112万人となっていました。
そして、ことし6月、土地を所有する西武鉄道が、今月いっぱいで閉園することを発表していました。
としまえんの跡地の整備については、東京都が西武鉄道などと覚書を締結し、小説や映画が世界的に人気の「ハリー・ポッター」のテーマパークや防災機能を備えた公園を2023年前半までに整備する予定となっています。

いままでありがとう

園内では閉園を前にとしまえんへのメッセージを書くコーナーが設けられました。

たくさんの人の思い出がつまった遊園地。
ありがとう としまえん。

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