7月30日(日)、八王子市との共催イベント 「手話の魅力的な世界 NHKドラマ『しずかちゃんとパパ』 から学ぶ」が開催されました。番組制作者や手話指導者によるトークイベントでした。当日の様子を、簡単にご紹介させていただきます。
連日の猛暑の中でのイベント開催でしたが、会場は満員。親子連れや、多くの学生さんもご来場いただきました。会場内は、開演前から熱気にあふれていました。
イベントの登壇者は、ドラマで笑福亭鶴瓶さんの手話指導を担当した江副悟史さん、吉岡里帆さんの手話指導を担当したはせ亜美さん、ドラマの制作統括を務めた海辺潔さんです。
江副さんは、ろう者であり、俳優、手話キャスター、劇団代表と幅広く活動されています。また、はせさんは、ご両親がろう者、つまりコーダ(CODA=children of deaf adults)であり、現在は手話通訳士としてご活躍されています。
しずかちゃんとパパについて
制作秘話を語っていただきました。海辺さんからは、ろう者の方でも手話が使えない方も多いことなど、取材してはじめて知ったことも多かったとの話、江副さんとはせさんから、台本を役者さんに合った手話に直す作業の工夫についての話をいただきました。
ドラマのシーン映像を交えながら、説明していただきました。その場にいない人を名前でなくあだ名で呼ぶ「ろう者あるある」や、相手をガン見してしまい相手に誤解される「コーダあるある」、直訳すると別の手話になるが、演出的に大きなアクションにしたことなどをお話しいただきました。
江副さん、はせさんに聞こう
江副さん、はせさんそれぞれに、生い立ちなどをお聞きしました。幼少期や学生生活のこと、ご家族のことなど、当時の写真と面白いエピソードを交えながら、紹介していただきました。
江副さんとはせさんによる手話講座
江副さん、はせさんから、簡単に出来る手話を紹介していただきました。あいさつ、動詞、形容詞など。その中で、鶴瓶さんのお気に入りの手話「嫁のいいなり!」を披露していただき、会場からは大きな笑いが起こりました。
最後に、笑福亭鶴瓶さんより、ご来場の皆さんに贈られたメッセージ映像も映し出され、会場は手話も含めた大きな拍手に包まれました。
ご来場いただきありがとうございました!
終了後、イベント開催にご協力いただいた法政大学現代福祉学部の学生の皆さんと、八王子市立由井中学校の学生の皆さんとの座談会を行いました。
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NHKプラスの見逃し配信で9月1日(金)11:54までご覧になれます。こちらから
初歩的な手話を長濱ねるさんと一緒に動画で学べる「手話シャワー」
みんなの手話
7月25日(火)から 毎週火曜よる10時[総合・BS4K] 放送中・全8回
舞台は父一人娘一人の父子家庭。父は生まれた時から耳が聞こえないろう者。 父の耳代わり口代わりを務めてきた娘が、ひょんなことから出会った男と恋に落ち、結婚するまでの親離れ子離れのてんまつを明るく温かく描くホームコメディです!
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