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家探しが困難な人の “駆け込み寺”

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まちの未来
ともに生きる
おはよう日本 関東甲信越
神奈川
2018年10月25日

10月から、生活保護の支給額が一部の世帯で引き下げられ、受給世帯への影響が心配されています。そうしたなか、生活保護受給者など、家探しに苦労する人を支える取り組みが行われています。

■部屋探しを支援するのは不動産業者

生活保護を受けている長島さん(仮名・68)は、建設の仕事で14年前に腰を痛めてから定職に就けず、低所得者を対象にした宿泊所に住んでいました。

「団体生活だけど、規則を破る人がいるし、トラブルもある。そういう関係も嫌だった」

新たな家を探しましたが、独り暮らしで高齢であることなどを理由に断られ続けました。

そうしたなか、ある不動産業者が 3か月かけてアパートを見つけてくれました。1DKの部屋で、家賃は5万円ほど。生活保護で支給される住宅費の上限に収まりました。

「住み心地は最高だよね “のびのびできる” という感じ。前はこんなもの(狭いスペース)しかなかった」

長島さんの家を探したのは、横浜で不動産業を営む齋藤 瞳さん。 訪れる人のほとんどは、生活保護を受ける高齢者など、住宅の確保が難しい人たちです。齋藤さんがこの仕事を始めたのは、3年前に ある生活保護受給者が部屋探しに困り果てている姿を目にしたことでした。

「不動産の仕事にかかわっていたが、部屋探しに困っている方がいることを知らなかった。 “私ができるなら、なんとかしないと” と思った」

■入居希望者と大家の橋渡し役に

まず齋藤さんは、入居希望者の生い立ちや 今抱えている問題など、事細かに聞くことから始めます。聞き取りをもとに、大家さんに入居希望者の詳しい情報を伝えます。

『持病があるんですけど、リウマチなので、歩きに問題はないんですね』

また、契約を結ぶ際、身内の人などを緊急連絡先にすることが求められますが、身寄りのない人がほとんど。齋藤さんが肩代わりをして解決しています。

「 “何かあれば私が面倒をみるので言ってください” と。大家さんが気になるであろうことを、こちらが伝える。それが部屋探しでいちばん重要ではないかと思う」と齋藤さん。

■見守りなど孤立を防ぐ取り組みも

入居者の多くが健康への不安を抱えているため、齋藤さんは見守り活動も行っています。この日訪ねたのは、5月に入居した独り暮らしの男性。見守り活動は、『孤独死』などのリスクを減らすために重要な役割を果たしています。「日々助かっている。いまは充実して生活している」という入居者。

さらに齋藤さんが力を入れているのが 仕事の紹介です。孤立しがちな入居者に地域とのかかわりをもってもらうためです。齋藤さんに部屋を探してもらった長島さんも、アパートの掃除を行っています。週に2回、2時間にわたり、丁寧に作業します。アパートの住民からは「こんなところまで掃除してくれる人はいないから、助かっている」という声が聞かれました。長島さんも「楽しいね。自分の仕事場だと思って」といいます。これまで生活保護受給者に50件ほどの物件を紹介してきた齋藤さん。これからも、できる限りの支援を行おうと考えています。

「入居してもらうお客様は、私の責任で入居してもらっている。 “入れたら終わりよ” ということは絶対にしないようにしている。働きたい、自立したいと思っている方の手助けの一歩になればと思う」と話していました。

この不動産会社では、経済的に厳しい人たちに対して、食品や日用品の提供も定期的に行っているということです。

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