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“着物の思い出” を残したい

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まちの未来
つくる売る食べる
おはよう日本 関東甲信越
群馬
2018年4月13日

タンスに眠っている “着物” や “帯” 。「ふだんは着ないけれども、思い出があって捨てられない」という方もいるのではないでしょうか。そんな着物や帯をバッグや小物など今使える形にして思い出として残す店が群馬県渋川市にあります。店を訪れる人々の思いを見つめました。《荻野紗良ディレクター》

■着物や帯をバッグなどにリメイク

色とりどりのバッグに 和風柄がお洒落な袱紗(ふくさ)や華やかな髪飾り。じつはこれ、全て着物や帯だったんです。

作っているのは浦野祐子さん。近年、冠婚葬祭でも洋服が主流になったため、着物が着られずに眠っているという声を聞き、着物や帯をバッグなどにリメイクする店を始めました。

「着物は、日本人の女の人にとって特別。いっぱい思い出があると思う。着物だけでなく、それを着ていた人の」と浦野さん。

2年前、思い入れのある着物でバッグを作ってもらったという狩野カズ子さんは、若い頃に母に買ってもらった羽織を、自分の子どもの入学式や卒業式など、節目の祝い事で着てきました。人生をともにし、いつも見守ってきてくれた思い出いっぱいの羽織をバッグとして形に残したかったといいます。

「私が亡くなれば、みんな処分されると思うともったいない。一つでも こうして形になったことはありがたい」

■帯を親子おそろいのバッグに

「どうも~いらっしゃいませ~!」

この日、店を訪ねてきたのは春山明美さん。

「この生地なんですけれども・・・」

持ってきたのは、自分が七五三でつけた帯。チョウチョ柄を生かして、自分と2人の娘でおそろいのバッグにしたいという依頼です。

45年前の、7歳の春山さんの七五三の写真を見ると・・・

チョウチョ柄の帯を舞妓さんのように後ろに垂らしています。大胆で個性的だった母ならではの親心を感じると言います。

「母が『チョウは幸せを運んでくれる』と言っていた」

浦野さんは、帯に込められた思い出話を聞いて、柄のどの部分を生かすか考えます。

「やっぱりこの2匹がセットなのね・・・」

子育てや仕事で苦労した時、母親の『なんとかなる』という言葉に支えられた春山さん。しかし、親孝行ができないまま、亡くしたといいます。

「生きているときは、いつでもそばにいる、話せば答えてくれる、電話すれば出てくれる。亡くなってありがたさが分かる」

帯を娘たちに残すことで、母親に感謝を伝えたいと思っています。

■できあがったバッグに依頼者の思いは

数日後。依頼したバッグが完成したという連絡を受けて、春山さんが受け取りに来ました。

「じゃーん!」
「おぉ!あ~~~~ うれしい~!涙が出てきた、うれしい!」
「よみがえりましたね」

チョウチョ柄をあしらった、トートバッグは自分用。娘たちにはおそろいのポシェットができあがりました。

浦野さんは「何かを残したいんでしょうね。何かをつなげていきたい、小さいものでも。思いや気持ちを私に託してくれる。一番いい方法で作ってお渡ししたい」と話していました。

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