▽中野区で特に重要なのは火災への備えです。
多摩東部を震源とする直下地震が起きた場合、火災11件が発生する想定で、放置すると約1300棟が焼失するおそれがあります。火災が小さいうちに初期消火をするほか、感震ブレーカーなどの対策をおこなってください。

▽ビルも多い中野区では、閉じ込めにつながりうるエレベーターの停止がおよそ400台にのぼると想定されています。エレベーターの中で揺れを感じたらすぐ、すべての階のボタンを押しましょう。避難する時はエレベーターを使わないでください。

▽中野区では5万6000人以上が帰宅困難者になると想定されています。
消火や救助活動に支障が出るおそれがあります。無理に帰宅せず、一時滞在施設や事業所などにとどまってください。

▽火災が広がる前に「広域避難場所」への移動が必要です。
「中野区役所一帯」など13か所が指定されています。

▽電気・水道はしばらく使えない想定を。
自宅が安全なら在宅避難が基本です。カセットコンロや携帯トイレ、ランタンはマストアイテムです。