1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. ひるまえほっと
  4. 舌(ベロ)トレで万病予防!

舌(ベロ)トレで万病予防!

  • 2019年12月10日

「朝起きるとだるい」「頭痛・肩こり」「季節の変わり目にすぐ風邪を引く」…。その不調の原因、「口呼吸」かもしれません!口呼吸対策に効果的なのは「舌を鍛えること」!舌を鍛えることで風邪予防や介護予防にもつながります。特集で「舌トレ」の方法を詳しくお伝えします。

◆口呼吸の原因は落ちベロ?

ベロはそのほとんどが筋肉。
筋肉なので鍛えなければ発達しないし、衰えます。
健康なベロは舌が上あごについています。
筋肉が衰えると舌が下あごに下がっています。落ちベロ
通常ベロは食べたり、しゃべったりすることで、鍛えられています。

◆落ちベロ セルフチェック

・ベロポジチェック

口を閉じた状態で、舌はどこにありますか?
A・舌が上あごにべったりついている
B・舌先が上の歯の裏についている
C・舌先が下の歯の裏についている、あるいは舌がどこにも触れておらず宙ぶらりん

※正しい位置はAです。
しっかり鍛えられたベロは持ち上げられて上あごにピタッとついています。
B・Cはいずれも落ちベロになっています。


・ベロ筋チェック

1.ベロを上あごに当てて音を出す。
2.巻き舌をやってみる。
※できない人はベロ筋が衰えている可能性大

◆今井先生考案!落ちベロ予防体操

落ちベロの人もそうでない人もトレーニングしてベロ筋を鍛えましょう!

■「あ」で口を大きく開ける
口の周囲の筋肉と舌の根元の舌骨筋群が鍛えられます。
アトピーや鼻炎、花粉症などアレルギー疾患の改善に効果が期待できます。

■「い」で口を横に大きく開く
口回りの筋肉から首の筋肉を強化できます。
のどを強くすることで、風邪やインフルエンザ、気管支ぜんそくなど呼吸器系の疾患や誤嚥予防になります。

■「う」で口を強く前に突き出す
口を閉じるのに大切な口輪筋が鍛えられます。
うつ病対策や疲労感の軽減につながります。

■「べ」で舌を思いきり出し 下にのばすのを3回
舌そのものが鍛えられます。
直腸反射によって、便秘改善などの効果が期待できます。

※筋肉を意識しながら「あ」「い」「う」「べ」を1日30セット行いましょう!
(10セットを3回でもよい)


◆ゲスト

今井一彰さん
みらいクリニック 院長
内科医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長

口呼吸問題の第一人者として全国で講演活動を行っている。
著書に「免疫力を上げ自律神経を整える 舌トレ」(かんき出版)など

ページトップに戻る