4月といえば新生活スタートなど、お祝い事が多い季節。豊洲市場からおめでたい席に欠かせない魚「タイ」と、大田市場より春真っ盛り!「ガーベラ」や「アルストロメリア」など「4月おすすめの花」を紹介します。
オス
メス
2月~4月ごろ、オスは白子、メスは卵をおなかに持つ。オスはより黒く、メスはより赤くなる。
色のコントラストがはっきり分かれるのは、この時期だけ!
メスは、赤い色から「サクラダイ」とも呼ばれる。
■見極めのポイント
・背中の肉がふっくらしている。
・おなかに張りがある。
・目が黒い。
・目の上の青色が鮮やか。
■おすすめの食べ方
『タイの刺身』~背側と腹側の味の違いを楽しんで~
小室さん:「背側の白身の上品なうまみと甘み、腹側はうまみに適度に脂がのっている。どちらもおいしいです」
『タイの塩焼き』~ご家庭で手軽に~
小室さん:「コンロで塩をして焼いただけ。簡単にできるのでぜひ!」
『タイのかぶと煮』~梅干しで煮込むのが小室流~
小室さん:「せっかくタイを買ったのであればぜチャレンジしてほしい。梅干しを加えて煮ると、とろっと仕上がります。目の周りのゼラチン質や、ほほ肉のふっくらとした食感など、全部おいしい。ぜひ骨までしゃぶって食べていただきたいです」
『タイの卵の甘辛煮』~いまの時期オススメ!~
小室さん:「いまの時期しか食べられない卵、ぜひ楽しんで!」
■タイの紹介
豊洲水産市場 仲卸 小室晃一さん
「おめでたい席に欠かせないタイ。いろんな食べ方があります。おいしく召し上がってください!」
■ガーベラ(神奈川県産)
一般的なガーベラは一重咲きだが、最近はたくさんの種類がある。
スパイダー咲き
八重咲き
<長持ちさせるポイント>
・花瓶の水を浅めに。
・水切りする際、斜めに切ってしまうと水あげを阻害する物質「タンニン」が水の中に出てしまい、茎が腐りやすくなるので、まっすぐに切ってほしい。
■カンパニュラ(静岡県産)
初夏を代表する花だが、店頭には4月からたくさん出回る。
<長持ちさせるポイント>
・水をたくさん吸うので、こまめに水をあげる。
・花瓶の水は、葉につかない程度に。
■アルストロメリア(愛知県産)
一般的なアルストロメリアはスプレー咲き(小さな花がたくさんついている)が、こちらは、去年オランダで品種改良された1輪の八重咲き。「アストロノバ」という品種名で出回る。
■スカビオサ(佐賀県産・福岡県産)
“草花の女王”ともいうべき花。
日本では秋の花だが、ハウス栽培されたものは4月がピーク。
おもに日本で育種されるが、近年世界的に人気で、今の時期はたくさんの種類が出回る。
日本で品種改良された種類
イスラエルで品種改良された種類
~よりゴージャスで見ごたえがある雰囲気に~
■ネモフィラ(埼玉県産)
近年は公園などで見かける“群集美”が人気のネモフィラを、ご自宅で。
<自宅で楽しむポイント>
・風通しのいい場所に置く。
・水やりは、土が乾いてから。
・花が咲き終わったら摘むと、次々に花が咲く。
■4月おすすめの花の紹介
大田花き市場 卸 宍戸純さん
「3月に暖かな日が続いたので季節の進みが早く、初夏の花もたくさん出てきています。ぜひ楽しんでください」
<アレンジメントのワンポイント!>
花瓶にカラフルなストローで仕切りを作ると、いけやすく、花瓶も華やかになりますよ!