1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. ひるまえほっと
  4. 施設で体験!防災を “自分ごと”に

施設で体験!防災を “自分ごと”に

  • 2022年9月8日

9月は防災月間。東京都内には、防災を無料で体験できる施設が12か所もあります。
防災で大切だとされる「自分ごと」とする意識が身につけられるんです。
いつ起こるかわからない地震などの災害。どう対処すればいいのか、体験施設で学んでいきます。

東京都教育庁のホームページによりますと、都内には無料で防災について学べる施設が、12か所もあるんです。

・池袋防災館 ・本所防災館 ・立川防災館
・消防博物館 ・震災復興記念館 ・そなエリア東京
・気象科学館 ・しながわ防災体験館 ・東京都北区防災センター
・練馬区立防災学習センター ・西東京市防災展示コーナー
・伊豆大島火山博物館

地震体験

向かったのは…
墨田区の「本所防災館」。
東京消防庁の施設で、去年リニューアルしました。

最新の機器を使って、よりリアルな再現地震を体験できます。
本所防災館によりますと、地震が起きたときに大事なのは生き物のポーズ!!

隠れるものがないときは…「ダンゴムシのポーズ」。
倒れるものから離れて、小さくなって手で頭を守ります。

隠れるものがあるときは…「サルのポーズ」。
テーブルの脚などをしっかりと持って隠れるようにしましょう。

消火体験

続いて、消火体験!

本所防災館によりますと、消火器を使うときに必要なのは…

「ピン」・「ホース」・「レバー」
「ピン」を抜き、中身が出るようにします。
「ホース」の先を持ち、火元に向けます。
「レバー」を押して、消火します。

各施設ならではの特徴のある取り組み

そのほか、各施設ならではの取り組みもあります。

豊島区の「池袋防災館」では、「防災ナイトツアー」も行っています。
毎週金曜日に、夜の真っ暗な館内で地震や消火、煙からの脱出の体験ができます。
夜寝ているときに災害が起きたことを想定しています。

国土交通省が設置した施設、江東区の「そなエリア東京」では、首都直下型の地震を想定した体験ができます。
震災直後の街並みの中で訪れた人はタブレットを持ってどう行動すればいいのかクイズに答えていきます。
地震発生後に履くものは?というクイズでは、がれきやガラスなどから足を守るため、サンダルではなく靴を履くことが必要だとわかります。

立川市の「立川防災館」では、震災現場を再現した空間で、要救助者の捜索から救出までの行動を体験することができます。

会社の一室、地震の揺れで棚が倒れ、人が下敷きになっている状況では頑丈な棒と木材など、その場にあるものを使って、てこの原理を利用して、救出にあたります。
立川防災館によりますと、このとき、救助する人が不安にならないように、声かけ、勇気づけすることが一番大事です。

詳しくは、各施設に直接お問い合わせください。
この機会に、みなさんも、ぜひお近くの防災体験施設を訪ねて、体験を通して防災のことを考えてみてください。

ページトップに戻る