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父の日のプレゼントに!至極の“肩もみ”はいかが!?

  • 2022年6月15日

父の日のプレゼントに、かたくなった体がほぐれるだけでなく、家族のコミュニケーションにもなる“肩もみ”はいかがでしょうか?どうせするなら、してもらうなら、気持ちよく!プロに肩もみのコツを教えていただきます。
教えてくださったのは、あん摩マッサージ指圧師の資格を持ち、多くのスタッフの育成と技術指導に携わってきた川本茂市(かわもと・もいち)さんです。

肩をもむ前の基礎知識

●服装
薄手のTシャツ
がおすすめ!
もんでもらうときはあまり厚手ではない服の方が、もむ側の指先の感覚がしっかり伝わる。

●準備
肌触りのよいタオル

触れるだけでリラックスするし、タオルの上から押したほうが触り心地が安定。
タオルがあると、もむ側ももみやすいし、もまれる側も一定の刺激で気持ちいい。
大きさは自由。もみやすい大きさのものを選ぶ。

!ポイント!
痛がる刺激はしないのが基本。痛みや違和感がある場合は肩もみを控える。

●もむ場所
①鎖骨と肩甲骨の間
②首の骨と肩甲骨の間
③背骨と肩甲骨の間

至極の肩もみ <もみ方のコツ>

●もみ方
1.もみ始めは手のひら全体を使い、肩全体をやさしくさする。
①を肩先の方向へ(3~5回 繰り返す)。
③の上中下をそれぞれ背骨から肩先の方向へ(3~5回 繰り返す)。

!ポイント!
手のひらを当てて一方向にスムーズに、包み込むように流すようにさする。
相手をリラックスさせることで、このあとの刺激が入りやすくなる。

2.相手がリラックスできてきたら、次に親指の第一関節より先全体を使って、①②③に圧をかけていく。

!ポイント!
指を沈めるように、ゆっくりと力を入れていく。
①②はそれぞれ肩先の方向へ(2~3回ずつ 繰り返す)。
③は上から下へ(2~3回 繰り返す)。

3.全体をもんだあと、受け手がもんでほしいところを2~3分重点的にもむ。

!ポイント!
無理に押し込まず、沈む範囲の刺激をくり返す。

!ポイント!
同じところばかりもんでしまうと、違和感が残ることも。
全体をほぐしたあと、つらいところを重点的にもむ。

4.相手が満足した表情になったら、肩全体をさする。

!NG!
全身の体重をかけて過度に押し込む。

!NG!
ギュッギュッと表面だけつまむ。

5.次にテーブルにタオルを敷き、伏せてもらう。ぐらつくと刺激が伝わりにくいので、姿勢を安定させることが大事。

6.首の骨の両脇をもむ。

7.後頭部の下の左右をやさしく刺激する。

!ポイント!
もみすぎには注意!10分ほどを目安に行う。

!一番大事なポイント! 思いやりを忘れない
肩もみは、もむ側ともまれる側が一緒につくるもの。力加減は相手の表情を見て調整を。相手がリラックスしているか、我慢しているかを読み取る。もまれる側も『もう少し強く』『そこが気持ちいい』と伝えてあげる。

肩もみをすると親子の会話も増えます。
ぜひ家族でコミュニケーションをとりながら、肩もみにチャレンジしてみてください。


◆出演

あん摩マッサージ指圧師
川本茂市さん

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