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いま旬市場 干物・ばんぺいゆ

  • 2022年1月14日

豊洲市場から旬の食材を紹介します。焼くだけでおいしく、便利な「干物」と、柑橘(かんきつ)類の中でも、最大級で、一玉2キロ以上になることもある「ばんぺいゆ」です。

干物

・キンメダイ(千葉県産)
・マナガツオ(島根県産)
・銀さけ(チリ産)
・アマダイ(長崎県産)
・カマス(京都府産)

■おいしい干物の見分け方
・全体に丸みがあるもの
・身に厚みがあるもの

■おいしい焼き方
・身の方から先に焼く
※焼く時間の比率は、7(身側):3(皮側)の割合で、身の方をじっくり焼きこむことでジューシーに仕上がる

■おすすめの食べ方
『さばの干物のオリーブオイル焼き』

<つくり方>
1.なす、パプリカ、たまねぎ、ししとうを一度炒める。
2.めんつゆを水で半分に薄め、(1)を1時間ほど浸しておき、具材がしみるまで漬ける。
3.干物のさば(半身)を適当な大きさに切り、オリーブ油で焼く。
4.(3)に(2)を上からのせたら完成。


『あじの干物のだし茶漬け』

<つくり方>
1.冷や飯に、熱いだし汁をかける。
2.(1)に、焼きたてのあじやかますの身をほぐしたものをのせ、上からだし汁をたっぷりとかける。
3.大葉を刻み、(2)にのせたら完成。


■干物の紹介

豊洲水産市場 仲卸 山﨑雅さん
「干物は、なんといってもごはんのおかずとしては最高のおともだと思います。もちろん、お酒のおつまみにも最高だと思います。ぜひお買い求めいただいて、たくさん食べてください」

ばんぺいゆ(熊本県産)

■旬
・1月~3月

■おいしいばんぺいゆの選び方
・皮の表面が明るい色で、なめらかなもの
・あざや傷がないもの
・持った時にずっしりとした重みを感じるもの

■保存方法
・新聞紙などに包み、陽のあたらないところに置いておく
※冷やし過ぎたり、冷蔵庫に長期間おいていたりすると、皮の色が変わったり、乾燥しすぎたりするので避ける
・玄関や食卓に置いておくと香りを楽しめるので、天然の芳香剤としてもおすすめ

■ばんぺいゆの食べ方
・皮が厚いので、包丁で切り込みを入れてから手でむく
・中の薄皮も分厚いので、手でむき、種を取り除く

■おすすめの料理
『ばんぺいゆの豚しゃぶサラダ』

<材料>(2人分)
・ばんぺいゆ … 2~3房
・豚ロース … 100g(薄切り)
・レタス … 2~3枚
・ミニトマト … 3~4個
・たまねぎ … 1/4個

<つくり方>
1.レタスやミニトマトなどのお好みの野菜をお皿に盛りつける。
2.さっとお湯にくぐらせて冷ました豚肉(豚ロース)を(1)の上に盛りつける。
3.ばんぺいゆは、薄皮をむいて、種を取り除き、果肉を手で軽くほぐして飾りつける。
4.お好みのドレッシング(ポン酢、ごまドレッシングなど)をまわしかけたら完成。


『ばんぺいゆの皮(ワタ)を使ったマーマレードジャム』

<材料>(作りやすい分量)
・ばんぺいゆの白いワタ … 500g
※お好みで、香りと苦みのアクセントが欲しい場合は、黄色い皮も少量刻んで加える
・水 … 500ml
・オレンジジュース … 500ml(※ワタと同量)
・砂糖(グラニュー糖) … 250g(※ワタの重量の1/2)
・レモン果汁 … 100~150ml

<アク抜き用>
・お湯 … たっぷり
・お酢 … 少々

<ばんぺいゆの皮(ワタ)のアク抜き>
1.白いワタの部分だけを使うので、皮目に沿ってワタ部分だけをカットして取り出す。
※黄色い皮は、乾燥させてネットなどに入れた状態で「お風呂」に入れるのもおすすめ
2.(1)を食べやすい大きさに切る。
3.大きめの鍋にたっぷりの水とお酢(少量)を入れて沸騰させる。
4.鍋にワタを入れ、再び沸騰させ10分加熱し、ザルにあけ水洗いする。
5.良くもみ洗いし、水けを絞ったら完了。

<つくり方>
1.大きめの鍋にばんぺいゆの皮(ワタ)、砂糖、水、オレンジジュースを入れて火にかける。
2.焦げ付かないように弱火~中くらいの弱火でじっくり煮詰めていく。
3.味を見ながら、好みの濃さやトロみになったら、レモン果汁を加える。
4.煮沸消毒した保存瓶に入れてしっかりとふたを閉めて、常温になったら冷蔵庫で保管する。
※2~3週間程度を目安に使い切るようにしましょう


■ばんぺいゆの紹介

豊洲青果市場 卸 渡瀬智彦さん

「ばんぺいゆの爽やかな香りとぷりっとした食感の果肉、ぜひ皆さんもお召し上がりください」
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