1. NHK
  2. 首都圏ナビ
  3. ひるまえほっと
  4. 中高年・初心者が目指すフルマラソンへの道(9)

中高年・初心者が目指すフルマラソンへの道(9)

  • 2022年1月12日

40代~50代のミドル世代の3人が、基礎からランニングをはじめ、フルマラソン完走を目指すシリーズ企画の第9回。
2019年のスタートから順調に練習を積み上げていたが、コロナ禍で計画が中断。去年秋に1年ぶりとなる合同練習を行った。そしていよいよ次のステップ、個人レースに出場。
今回は大会に挑むときの心得や、真冬の練習・レースをするときの服装など紹介します。

<これまでのトレーニングの詳細をみる>
■走る前のストレッチ:シリーズ第1回
■合同練習 基礎ストレッチやケガ予防の筋トレ法:シリーズ第8回

※トレーニングをする際は、無理をせず けがをしないように注意して楽しく走りましょう!

大会に挑むときの心得

●ウォーミングアップの時間が十分に取れなくても焦らない

平塚さん
「受付などで時間がかかることもあるので、アップする時間がないときは、“最初の2キロをウォーミングアップ”という意識を持っておきましょう」

●“防寒対策”はしっかり

真冬のレースでは走る直前まで体を冷やさないことが重要です。
ネックウォーマーや、レッグウォ―マー、手袋などで体を温めましょう。

●“靴ひも”は必ずチェック!

ちょうちょ結びをした後に、もう一度固結びをします。
レース中に靴ひもがほどけると集中力が切れてしまうので、走る前に必ずチェックしましょう。

●最も大切なのが“トイレ”

平塚さん
「慣れない会場に加え、参加者で混み合うため、トイレの時間を確保し心の準備をしておくことが一番重要です」

●ストレッチや軽いジョギングなど、レース後のアフターケアも大切

▼レース後、すぐにストレッチや軽いジョギングをする
▼近くに温泉や銭湯があれば「温冷交代浴」をして血流を流す
▼就寝前にストレッチをすることで、筋肉が回復しやすくなる
▼レース後は、ケガ予防、疲労のケアをしっかり行う

真冬の練習、レースをするときの服装について

まだまだ寒い時期は続きます。
真冬の練習、レースをするときの服装、アイテムなど、準備をしっかりとしましょう!

●手袋
熱くなってきたら途中で取り、ズボンにはさんだりできます。

●使い捨てカイロ
走る直前までポケットに入れて手を温めたり、足に張るタイプのものもあるので利用しましょう。

●アームウォーマー
長袖を着るのもいいですが、走っていると体が温まってくるので、半袖にアームウォーマーをつけておくと途中で外して体温調節ができるので便利です。

●ベスト
アームウォーマーと同様、体温調節ができ、途中で脱げるのでおすすめです。

●カッパと帽子
どんなレースのときも常備しておきたいアイテム。雨のレースのときもありますし、防寒対策としても使えるので持っておくと安心です。


■マラソン指導

平塚潤さん
城西大学経営学部准教授
陸上競技元選手・現指導者で、専門種目は長距離走、駅伝及びマラソン。
1993年世界陸上シュトゥットガルト大会男子10000m代表・1994年広島アジア競技大会男子10000m銀メダリスト。

<今回出場した大会概要>
YEAR-END MARATHON(イヤーエンドマラソン)
2021年12月29日(水)国営昭和記念公園内(東京都立川市緑町3173)

これまでのトレーニングの詳細はこちら

第1回:週3回 運動する習慣をつける
第2回:45分間歩かずに走れる
第3回:60分間走れる(5km・10km)
第4回:快走のコツ 4つのポイント
第5回:市民ランナーにおすすめのトレーニング
第6回:何時間でも走るためのLSDトレーニング
第7回:初めての大会 リレーマラソンに挑戦!
第8回:合同練習 基礎ストレッチやケガ予防の筋トレ法

ページトップに戻る