大田市場から「お正月におすすめの花」を紹介します。
■日本水仙(千葉県産)
千葉県と福井県が産地です。千葉県の房総半島には、いたるところに日本水仙があります。今年は早くて10月くらいから咲き始めましたので、もう最終になります。ぜひとも早めに楽しんでください。
■金柳・銀柳(茨城県産)
千葉県と茨城県が主な産地で柳を染めた特産物になっています。枝が広がっているタイプとまっすぐ棒のようなタイプがあるので、用途にあったものをお花屋さんでさがしてみてください。おめでたい金銀があると、なんとなく豊かな気持ちになりますね。
■松(茨城県産)
茨城県の鹿嶋市、神栖市(波崎)で日本中のほとんどいってもいいくらいの松を作っています。今回紹介したのは根っこがついている状態の「根引松」です。生産者が植え替えをしながら育てた松、正月の縁起物としてお楽しみください。
■グロリオサ(高知県産)
南アフリカ原産のユリ科の植物で、ツル性のお花です。ツル性の植物なんですが、茎を長く、きれいにまっすぐ作れるのは日本人の技です。輸出品として日本を代表する花なんです。
■菊(愛知県、静岡県産)
菊といっても様々なタイプがあります。
今回は、丸い形がかわいいピンポン菊と花火のような糸菊を紹介しました。糸菊は、通常の菊の倍の時間をかけて生産している手間のかかった菊です。日本でも品種改良が進んでいます。今後も、いろんなタイプのものがでますから、楽しみにしてください。
■センリョウ(千両)(高知県産)
茨城・高知・静岡・福岡が産地で、生け花・切り花として使われます。おととし、去年は不作でしたが、今年は豊作となっています。とても実つきが良いですよ。
■マンリョウ(万両)(茨城県産)
鉢物の万両です。万両は、千両と違って葉の下に実がつきます。
きらびやかな感じでクリスマスに飾ってもいいですが、家族でお正月に花を添えて、おせちを食べながら楽しむのもいいですね。
■正月おすすめの生け花
大田花き市場 卸 磯村信夫さん
「松を中心につくった生け花、いかがでしょうか。今回紹介した花材を使ってみなさんも作ってみてください」