“頭がこる”ことがほお・上まぶた・フェイスラインのたるみの原因に!?
長引くマスク生活で表情筋を使わなくなったり、スマホやパソコンの長時間利用などで、姿勢が悪くなったり…いつの間にか頭がこっていませんか。
「頭ほぐし」のスペシャリスト、エイジングデザイナー村木宏衣(むらき・ひろい)さんに気軽にどこでもできる、効果的なほぐし方を教わりました。
頭は大きく、頭頂部を覆う帽状腱膜、おでこのあたりの前頭筋、こめかみのあたりの側頭筋、頭のうしろにある後頭筋の1つの腱膜と3の筋肉から構成され、帽状腱膜はこの3つの筋肉をつなぎ、表情などに合わせて柔軟に動いています。
特に腱膜と筋肉のつなぎ目あたりがこりやすいので、ここがこる、つまり動きにくくなって血流が悪くなると表情筋が動きにくくなり、顔の色々なところにたるみが起きる原因になります。
1.頭皮が指でつまめない
2.こぶしで生え際や眉の上をグリグリすると痛い
3.頭皮を触るとぶよぶよしている
1つでも当てはまれば頭がこっています!
村木さん
「頭がこっていると、たるんでいる可能性大です!特に“顔の3大たるみ”ほおのたるみ・上まぶたのたるみ・そしてフェイスラインのたるみにつながります」
1.親指をこめかみに置き、残りの指で後頭部をつかむ。
2.「あぐあぐ」と言いながら口を大きく動かす。
3.親指の位置を5か所かえる×10秒。
Point:親指でぐりぐりして、痛いポイントに親指を置く。押すとぐりっと皮膚が止まるところが側頭筋。うしろの手は親指より下の位置に。親指はぐいっと下から上に入れ込むイメージで。
【ほおのたるみ・さらにリフトアップ!】
1.耳の前、もみあげあたりに指2本を置く。
2.上から下にさする。
3.耳の後ろも同じようにさする×10回。反対も同様に。
Point:往復させず、上から下、上から下と行う。さするくらい、気持ちいいくらいでOK。
★洗顔や乳液のついでに。リンパが流れてむくみもすっきりします。
1.生え際にこぶしの関節の平らなところをあてて細かく、外側に円を描くようにぐりぐりする。
2.生え際に沿って少しずつ移動しながらこめかみまで。1か所につき5回ほど行う。
Point:頭蓋骨から筋肉をはがすイメージで。食いしばらないよう口を半開きにするのがコツ!
【上まぶたのたるみ・さらにリフトアップ!】
1.テーブルに肘をつき、人差し指をかぎ型に曲げて眉にあてる。
2.「うんうん」「いやいや」と首を振る。
3.眉頭・眉の中心・眉尻と3か所それぞれ5回行う。
Point:ぐっと上に引き上げると、筋肉に触れるのでそこを意識する。
1.後頭部にこぶしをあて、上から下に向かって骨を感じるくらい圧をかけて小刻みにほぐす。
Point:髪の毛をよけて頭皮を触るイメージで。
2.頭の片側、縦のライン3か所ずつを各10秒ずつ行う。
Point:頭を上げ、正面を向き、猫背にならないように注意!
★頭と首の境目は、こりが強くなりやすいので襟足も丁寧にほぐすのがおすすめ。
【フェイスライン・さらにスッキリ!】
1.あごから、のどに向かって2cmほどのところにくぼみがあり、そこに人差し指をかぎ型にして、くぼみに収まるところに人差し指をぐっと入れ、「あぐあぐあぐあぐあぐあぐ」と発声する。
2.フェイスラインに沿ってあごから耳のほうまで、左右4か所ずつ。このとき、左あごの下なら右手で、右あごの下なら左手で、反対の手で行う。
◆ゲスト
エイジングデザイナー 村木宏衣さん
◆VTR出演
光伸メディカルクリニック 中村光伸医師