人気の果実！“アボカド”を味わう

なんちゃってトロたく丼

＜材料＞（1人分）
・アボカド … 1/2個
・たくあん（粗みじん切り） … 20ｇ
・ねぎ（小口切り） … 適量
・刻みのり … 適量
・白ごま … 適量
・わさびじょうゆ … 適量
・ごはん … 茶わん1杯分
・温泉卵（お好みで） … 1個
・たくあん（盛り付け用） … 適宜

＜つくり方＞
１．アボカドの基本の切り方。
・縦に切り込みを入れて、種にぶつかったら、種に沿ってぐるぐると一周回転させる。
・両手でアボカドを持ち、ひねって2つに分ける。
・種に包丁の刃元をぐっと食い込ませ、ぐりぐりと左右に動かすと種が外せる。

２．皮と果肉の間にスプーンを入れて果肉をとり、フォークでつぶす。
Point：アボカドをつぶしすぎてしまうとペーストになってしまうので粗目につぶす。

３．(2)に粗みじん切りにしたたくあんを混ぜ合わせたら、なんちゃってトロたくができる。

４．ごはんの上に刻みのりをしき、(3)をのせる。
Point：アボカドは果物ですが脂質が多く含まれているため、この脂質が中トロのような味わいをだしてくれる。

５．ねぎをのせて、白ごまをふる。

６．真ん中には温泉卵をのせる（卵の黄身でもOK）。

７．たくあんとわさびじょうゆを添えれば、超簡単！あっというまに「なんちゃってトロたく丼」のできあがり！

アボカドの梅しそ巻き天ぷら

＜材料＞（2～4人分）
・アボカド … 1個（くし形切りにして冷凍）
・梅干し（たたく） … 1個
・青じそ … 8～10枚
・天ぷら粉・水 … 袋の表記通りに合わせる
・揚げ油 … 適量
・塩 … 適宜

＜つくり方＞
１．アボカドはくし形切りにして冷凍しておく。ラップをしいたバットの上で冷凍してから、保存袋に移し替えると使いやすい。もちろん市販の冷凍アボカドでもOK。
Point：傷みやすいアボカドも冷凍することで長く楽しめる。

２．アボカドを解凍せず凍ったまま使う。たたいた梅干しをくぼみの部分にのせ、青じそをくるっとまく。
Point：冷凍することで箸や手で持っても形が崩れにくく、扱いやすくなる。

３．袋の表記通りに水と混ぜ合わせた天ぷら粉につけて、180度に熱した油に入れて揚げる。表面がこんがり色づいたら油を切る。
Point：
・一気に全部入れると温度が下がるので、少しずつ入れていく。
・アボカドは生でも食べられるのでしっかり火を通さなくても大丈夫。

４．お好みで塩を添えたら完成！

焼きアボカド

＜材料＞（2人分）
・アボカド … 1個
・レーズン … 大さじ2
・バター … 10ｇ
・はちみつ … 適量
・シナモン（粉末） … 適量

＜つくり方＞
１．完熟したアボカドに格子状の切り込み（1ｃｍ～1.5ｃｍ間隔）を入れる。
Point：火が通りやすくなり、バターがしみわたりやすくなる。

２．くぼみに、レーズンとバターをたっぷりのせる。
Point：バターを吸ったジューシーなレーズンとアボカドの相性もいいのでレーズンはとてもオススメ。

３．アルミホイルを敷いた耐熱皿にアボカドをのせて、焼いていく。
Point：アルミホイルを敷くと、アボカドが傾かず、バターがこぼれないので全体にしみわたる。

４．オーブントースターで7～8分。表面がこんがりするまで焼く（今回は230℃で作りました。ご自宅のオーブントースターに合わせて様子を見ながら焼いてください）。

５．焼きあがったら、はちみつを回しかけ、お好みでシナモンをふりかければ「焼きアボカド」のできあがり！

アボカドヨーグルトバーク

＜材料＞（2～4人分 ※バット 約20ｃｍ×15ｃｍ）
・アボカド … 小1個（100ｇ）
・ヨーグルト（プレーン） … 100ｇ
・はちみつ … 大さじ2
・レモン汁 … 小さじ1
・レモン（薄切り） … 適量
・ピスタチオ … 適量

＜つくり方＞
１．アボカドをフォークでペースト状になるまでつぶす。

２．(1)にヨーグルトとレモン汁、はちみつを入れてよく混ぜる。
Point：アボカドを入れることでまろやかさがプラスされるので、ヨーグルトを水切りする必要がなく時短で作ることができる。

３．ラップをしいたバットに流し入れてならす。

４．お好みのフルーツやナッツなどをトッピングする。今回はスライスしたレモンとピスタチオ。
Point：アボカドは酸味がないため、酸味のあるフルーツと相性が◎。レモンのほかに、ブルーベリーやマンゴーなどの冷凍フルーツやミックスナッツ、シリアルなどをのせてもおいしい。

５．アルミホイルをかぶせて冷凍庫で3～4時間ほど冷やし固める。

６．凍ったら、お好みの大きさにカットして完成！
Point：ランダムに切るとかわいく盛り付けられる。

いまが旬「国産アボカド」も！

国産は11月からが旬！百貨店やネットでの販売が主でまだまだ流通量は少ないですが、九州や四国を中心に40品種以上のアボカドがハウス・露地で栽培されている。そのうちの3品種をご紹介。（宮崎県横山果樹園より）

ベーコン：つるんとした卵型で濃い緑色が特徴。300ｇ前後が多い。皮は薄く、果肉はやわらかい。噛まなくても口のなかで溶けるのが特徴。良質な脂質が豊富なので、しょうゆなどでさっぱりといただくのがおすすめ。

メキシコ―ラ：100ｇ前後の小玉。種が大きく食べられる部分が少なめですが、皮が非常に薄く皮ごと食べられるのが魅力。ナッツやピスタチオのような風味がするので、はちみつやメープルシロップとの相性が◎。

エドラノール：洋ナシ型で緑の褐色が特徴。香りがよく、油分たっぷりコクのある味わい。

ちなみに私たちがよく手にする輸入アボカドは、「ハス」という品種。
皮がかたく、長距離輸送に向いている。皮が薄い品種が食べられるのは、国産ならでは！
国産なら、“完熟”させてから収穫できるので同じ品種でも輸入ものとは味が違うといわれる。
まだ一個500円程～数千円のものもあって高価ではあるが、栽培技術が進み適地は広がっているので、少しずつ流通が増えてくるのでは。

◆VTR出演

アボカド料理研究家・管理栄養士
緑川鮎香さん