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いま旬市場 クロマグロ・梨

  • 2021年10月8日

豊洲市場から旬の食材を紹介します。この時期、濃厚な味わいの「クロマグロ」と、ジューシーで甘い「梨」です。

クロマグロ(北大西洋・カナダ産)

秋の北大西洋は、イカやニシンなどが豊富な漁場で水温も低いため、それを食べるクロマグロの脂の質が良くなり、うまみが増します。昔、ジャンボジェット機で運ばれてきたこと、サイズが大きいことから、市場では通称「ジャンボ」と呼ばれています。

■見極め方
【赤身を選ぶときのポイント】

・色が鮮やか
・トレーで売っている場合は、トレーの底の紙が赤く染まっていないもの

【中とろを選ぶときのポイント】
・スジの線が細くて、スジとスジの間隔が広いもの
・赤色とピンク色がはっきしているもの
(脂が好みの方はピンクの部分が多いものがおすすめ)

■おすすめの食べ方
『お刺身』

この時期のカナダ産のクロマグロは、濃厚な味わいなのでお刺身で食べるのが一番おすすめ。


『山かけ』

こちらも素材の味をいかした料理です。
・マグロをぶつ切りにする。
・しょうゆ、酒、みりんを1:1:1の割合で合わせ、沸騰させて、煮きり醤油(じょうゆ)を作る。
・煮切り醤油に、5分ほどマグロをつけ込む。
・白だしを、すりおろした山芋に少しづつ加えて、とろみの加減を調整する。よくまぜたら、マグロにかける。
・刻みのり・わさびをのせて完成。

マグロが山芋の味に負けちゃうことが多いですが、今の大西洋のクロマグロは味が濃厚なので、おいしいですよ!


■クロマグロの紹介

豊洲水産市場 仲卸 萩原久男さん

「今が旬の北大西洋産クロマグロ。濃厚な脂とうまみがお口に広がります。ぜひ食べてみてください!」

にっこり(梨)(栃木県産)

「にっこり梨」は大玉の梨で、1つ1kg以上にもなることがあります。

名前の由来は、栃木県の日光(にっこう)。「梨」の漢字の読み方である「り」を合わせた名前となっています。酸味が控えめなため、その分、甘さをしっかりと味わえる食べごたえのあるおいしい梨です。

■旬
10~11月頃

■見極め方
3つのポイントを見て選びましょう!
・梨の中心部分にある軸がしっかりとしていて太いもの
・梨の皮にハリ・ツヤがあるもの
・持った時にずっしりと重く感じるもの

■保存方法
乾燥しないように新聞紙に包んで、ビニール袋や鮮度保持袋に入れて口をしっかりとしめて、冷蔵庫の野菜室で保存してください。買ってきたら早めに食べるようにしましょう。

■おすすめの食べ方
『梨のカラメルソテー』

<材料>(2人分)
・梨 … 1個
・バター … 10g
・砂糖 … 20g
・シナモンパウダー … 適量

<つくり方>
1.梨は芯と種を取り、1cm幅にスライスする。
2.フライパンでバターを溶かし、梨と砂糖を入れ色づくまで炒める。
3.仕上げにシナモンパウダーをふったら完成。


『梨と蒸し鶏のサラダ』

<材料>(2人分)
・梨 … 3/4個
・鶏肉 … 150g
・レタス … 2~3枚
・かいわれ大根 … 1束
・ミニトマト … 2個

(ドレッシング)
・梨 … 1/4個
・オリーブ油 … 大さじ2
・酢 … 大さじ2
・レモン汁 … 大さじ1
・塩 … 適量
・こしょう … 適量

<つくり方>
1.梨は芯と種を取り除き、薄めにスライスする。
2.鶏肉はボイルし、冷ましたあとほぐし身にする。
3.レタス、かいわれ大根、トマトは食べやすいサイズにカットする。
4.ドレッシング用の梨をすりおろす。
5.(4)をオリーブ油、酢、レモン汁と合わせ、塩、こしょうで味を調える。
6.(1)(2)(3)をお皿へ盛り付け、(5)を回しかけたら完成。


■梨の紹介

豊洲青果市場 卸 渡瀬智彦さん
「梨もいよいよシーズン終盤。大玉の梨で食べ応えも十分。秋の味覚、おいしく楽しくお召し上がりください」

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