豊洲市場から旬の食材を紹介します。高級食材として知られる「クルマエビ」と、ビタミンCや食物繊維が多く含まれる野菜「れんこん」です。
■旬
養殖物は一年中出回っているが、天然物の旬は7月~10月半ば。
■おいしいクルマエビの見極め方
・頭がしっかりついている
・黒い斑点が出ていない
・身に透明度がある
■保存方法
丸のまま:ジッパー付き保存袋にクルマエビを入れ、ひたひたの水を加えて空気に触れないようにして冷凍 → 1週間ほど保存可能
すり身:ジッパー付き保存袋にすり身を入れ、空気を抜きながら口を閉じ薄くして冷凍 → 1週間ほど保存可能
■おすすめの食べ方
『クルマエビのサラダ ~3種のマヨネーズディップ添え~』
クルマエビをゆでて野菜と一緒に。いろんな味のディップで楽しんで。
<マヨネーズディップ>
・カレー粉×マヨネーズ(左)
・にんにく&パセリ×マヨネーズ(中央奥)
・レモン&こしょう×マヨネーズ(右)
『エビだんごのお吸い物』
<調理ワンポイント>
・クルマエビをすり身にして、しょうが・ねぎを合わせる。
・エビの風味がだしになり、甘みが出ておいしい!
■クルマエビの紹介
豊洲水産市場 仲卸 鷲山景一さん
「天然のクルマエビはいまが旬!皆さんの笑顔が私たちの励み。ぜひ食べてみてください」
・茨城県は生産量日本一!今年は大きな天候被害もないので品質がよく順調な出荷が見込まれる。
・ビタミンC・食物繊維が豊富。
・切った部分が赤く変色するのはタンニンという成分で美肌効果が期待できる。
・変色で味はかわらないが、気になる場合は酢水に4~5分間つけると防げる。
■旬
秋~冬
■おいしいれんこんの見極め方
・表面にツヤがあり、傷がなく、淡い褐色
・ずっしりと重い
・切り口が黒く変色していない
・穴が小さく肉厚
■保存方法
丸のまま:軽く湿らせた新聞紙に包んで冷蔵庫へ
カット済:ラップなどで切り口を包み冷蔵庫へ
→2~3日は鮮度が保たれる
輪切りにしてから水をよく切り、保存袋などに入れて冷凍庫へ
→1か月ほど保存できる
■おすすめの食べ方
『れんこんの磯辺揚げ』
<材料>
・れんこん … 100g
・青のり … 10g
・天ぷら粉 … 50g
・水 … 50ml
<つくり方>
1.れんこんは皮をむき、スティック状にカットする。
2.(1)を水にさらし、よく水けをとって、小麦粉をまぶす。
3.青のりを加えた天ぷら粉に水を加えて、その中に(2)をくぐらせる。
4.(3)を170℃の油で揚げる。塩やしょうゆで食べるとおいしい。
『れんこんとベーコンのガーリック黒こしょう炒め』
<材料>
・れんこん … 100g
・ベーコン … 30g
・塩 … 適量
・黒こしょう … 適量
・ガーリックパウダー … 適量
・サラダ油 … 適量
・かいわれ大根 … お好みで
<つくり方>
1.れんこんの皮をむき、一口サイズにスライスしたのち、水にさらして、水けをとる。
2.フライパンにサラダ油を引き、ベーコンを炒める。
3.(2)に、(1)のれんこんを加え、塩こしょう、ガーリックパウダーで味を調える。
4.お好みでかいわれ大根をのせたらできあがり。
■れんこんの紹介
豊洲青果市場 卸 吉守隆美さん
「これから旬を迎えるれんこんは、詰めものをするなどアレンジができる野菜。シャキシャキとした食感を楽しみたい人は加熱を短めに、ホクホク感を味わいたい人はしっかり火を通して、おいしいれんこんをたくさん食べてください」