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コロナ禍に注意! “リモート老眼” 対策

  • 2021年5月19日

パソコンやスマートフォンの使い過ぎで、あなたの目は疲れていませんか?
コロナ禍、若い世代も注意が必要な“リモート老眼”の対策についてお伝えします。

平松類医師
「老眼は、一般的に40代後半ごろから、目のピント調節機能が衰え、近くのものにピントが合わせられなくなる症状ですが、コロナ禍で、20代、30代でも老眼の症状を訴える人が多くなっていると感じます。去年の緊急事態宣言明けは非常に多くの相談を受けました。ことしも増えるのでは?と心配しています。そうならないよう、予防、対策を始めましょう!」

“リモート老眼”の原因

・モニターを見る時間の急増
リモートワークや在宅時間が増えるなどして、スマホやモニターを使う時間が飛躍的に増えています。

・自律神経の乱れ
目のピント調節機能は自律神経がつかさどっています。寝る直前までモニターの光をあびたり、睡眠不足など生活習慣の乱れで自律神経が乱れピント調節がうまくいかないことも。

・メガネがリモート生活に合っていない
メガネがリモート生活に合っていないということも考えられます。遠くを見るための眼鏡でパソコン作業をすると、ピントを合わせるために毛様体筋などの筋肉に過度な力が入り、固まってしまいます。

加齢の老眼との違いは?

ものを見るときは、水晶体の厚さを調節してピントを合わせています。
水晶体を厚くしたり薄くしたりする筋肉が毛様体筋です。

加齢による老眼 … 毛様体筋の力が落ちるとともに、水晶体が固くなった状態。
“リモート老眼” … 毛様体筋を酷使することによるコリ。 → コリをほぐすケアをすれば回復の見込みも。

40代後半以降は加齢による老眼+リモート老眼のダブルで老眼が加速している可能性も。
リモートで進んでしまった部分は改善も可能。

老眼セルフチェック

1つでも当てはまると老眼の疑いも。

平松類医師
「老眼は仕方がないことなどと、放っておくと…文字を見るのがおっくうになり認知症など脳の機能が低下する可能性も。緑内障など失明の原因となる他の症状に気付きにくくなってしまうこともあるので、きちんとケアすることが大切です」

簡単改善法

1.100円老眼鏡でコリほぐし
・100円ショップの老眼鏡をかける
※メガネやコンタクトはしたままでOK
・2~3メートル先をぼーっと見る
・1日5分ほど行う
 老眼鏡は、+2度がおすすめ
☆わざと視界をぼやけさせて目をリラックスさせることが、固まった毛様体筋を緩める
※効果は個人差があります。不調を感じた場合はやめてください。

2.1000円札トレーニング

・1000円札を顔から30センチほど離して見る
・手を顔より少し上に上げ、中央のすかしの部分を見る
・ゆっくり手を下ろし、すかしが見えるか見えないかのところで手を止める
・5秒間しっかり見つめる
・10回ほど繰り返す
☆目そのものではなく脳の処理能力を上げるトレーニング。
 アメリカの大学で視力改善効果が立証された「ガボール・パッチ」という特殊な縞模様を使ったトレーニングを元にしています。

3.まぶたの脂ケア

目を酷使すると分泌されにくくなるまぶたの脂の分泌を促すとともに目の周りを温め毛様体筋をほぐす。
・目を閉じてまぶたを上から下、下から上、内側から外側に指でなでる
※指で目を押さないでください。爪先は使わず、指の腹で行ってください。
・目の周りの骨を意識して上下に10回、内側から外側に10回。
※強くつまむとまぶたが下がる原因にもなるので、あくまでやさしく行ってください。

平松類医師
「ホットタオルや手のひらなどで目の周りを温めるのもおすすめ。血流を改善させることで、毛様体筋をゆるませることができます。冷やすのはNGです」

目に優しいレシピ

ほうれんそうなどに含まれるルテインの摂取が大切。
ルテインは特に目に集まりやすく、パソコンやスマホなどから受ける光のダメージを吸収してくれる。代表的なものは、ほうれんそう、小松菜、モロヘイヤ、ケールなど。


『さけとほうれんそうのヨーグルトマスタード焼き』

管理栄養士 舘野真知子さん
「ほうれんそうのルテインとともに、血流をよくするさけのアスタキサンチン、かぼちゃに含まれるビタミンA、C、Eがとれます。ヨーグルトはさけの臭みを抑え、しっとりとした食感に」

<材料> (2人分)
・生ざけ … 2切れ
・ほうれんそう … 1束
・かぼちゃ … 1/8個

<ソース>
・ヨーグルト … 大さじ4
・マヨネーズ … 大さじ2
・粒マスタード … 大さじ1/2
・にんにく(すりおろす) … 小さじ1/2
・塩 … 小さじ1/2

<下味>
・塩 … 少々
・こしょう … 少々

<つくり方>
1.ソースの材料を混ぜ合わせる。
2.さけは3等分に切り、(1)のソースに和えておく。
3.ほうれんそうはさっとゆでて冷水に取り、しぼり5cm幅に切る。
4.かぼちゃはくし形に切り、ラップをして600wの電子レンジで3分間かける。
5.耐熱皿に(3)のほうれんそう、(4)のかぼちゃ、(2)のさけをバランスよくおきソースを全体にかける。
6.トースターで15分間焼く。


『小松菜のツナ卵炒め』

管理栄養士 舘野真知子さん
「パプリカにはビタミンA、C、Eが全て含まれており血流を促進します。ごまに含まれるビタミンEは抗酸化作用があります。卵も入りマイルドになるので小松菜が食べやすくなります」

<材料> (2人分)
・小松菜 … 1束
・パプリカ(赤) … 1/2個
・ツナ缶 … 1缶
・卵 … 2個
・ごま油 … 大さじ2
・しょうゆ … 大さじ1
・みりん … 大さじ1/2
・白すりごま … 大さじ1

<つくり方>
1.小松菜を5cm幅に切る。パプリカのへたと種をとりのぞき縦に5cm幅に薄く切る。
2.卵をときほぐす。
3.フライパンにごま油大さじ1を加え熱し、卵を半熟に炒め取り出しておく。
4.(3)のフライパンに残りのごま油を加え、(1)の小松菜、パプリカ、ツナを加え炒め、しょうゆ、みりんを加え中火で炒める。
5.仕上げに(3)の卵を戻し、白すりごまと和える。

日常生活で気をつけてほしいこと

・パソコンやスマホは30センチ以上離して見る。
・モニターはできるだけ大きいものを。
・1時間に1度は休憩して、2メートル先くらいを見る。

リモート時代のメガネの選び方

・中距離のモニターや近距離のスマートフォンが見やすいよう工夫された中近両用メガネの活用。
・外で遠くを見る必要があるとき、家の中で近くを見るときのメガネを使い分ける。

 

◆リモート老眼対策の紹介

眼科専門医 平松類さん

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