今年こそは笑って過ごしたい!しかし新型コロナウイルスの流行が続くなか、「笑うこと」を忘れていませんか?コロナ禍で人と会う機会が減ったり不安を抱えていたりすると、少なくなってしまうのが「笑う」こと。しかしこんな時だからこそ、「笑いの力」に注目する人たちが増えているんです。さまざまな「笑い」を通して、コロナ禍を乗り切るコツを紹介します。
東京・神楽坂では、落語の寄席が毎月1回、土曜日の朝に開かれています。
5年前から開かれていて、現在、感染予防のため、座席数を減らして開催。
出演は、若手のはなし家が月替わりで担当しています。
一時はリモートで開催しましたが、コロナ禍の今こそ生の落語を楽しみたいという客も多く、去年6月から再開しました。
11月7日(土)出演:柳亭市寿さん
【朝の寄席 次回の開催】
SHINCHO高座「矢来町土曜早朝寄席」
1月23日(土)午前9時30分開場、午前10時開演
出演:三遊亭ふう丈さん
※予約・前売は無し。当日受付のみ
会場:新潮講座神楽坂教室
〒162-0805 東京都新宿区矢来町109(神楽坂ローズビルディング3階)
電話:03-3266-5776
社会学の観点から笑いを研究している大学講師の瀬沼文彰さん。
もともとお笑い芸人としてコンビを組んで活動していましたが、人が笑うこと自体に興味が向き、研究者の道に進みました。
瀬沼さんによると、新型コロナ以降は社会全体が、笑うことが難しい状況になっているといいます。
瀬沼さんは、コロナ禍のいま必要なことは、大声で笑わなくても、お互いを認め合う気持ちを伝え合うことだと考えています。
西武文理大学専任講師 瀬沼文彰さん
「必ずしも『わはは』と笑わないでも見ておもしろい気持ちになれたこととか自分の気持ちがほっこりできるような、そういったものがもっと増えていってもいいと思う。無理しない範囲でちょっとだけ笑ってみようかなとそういうポジティブな気持ちは重要かなと思います」
【瀬沼さん紹介 “笑い” の効果】
●困難があっても、気持ちを切り替えて前向きになれる!
● 一緒に笑い合うと共感を生む・お互いを認め合える!
●意識して笑ってみると楽しくなる!
◆笑いを通したコミュニケーション学を研究している大学講師
西武文理大学専任講師/日本笑い学会理事
瀬沼文彰さん
『ほっほっ ははは!』
文:佐藤志穂、絵:おおさわみほ
出版:ブイツーソリューション
絵本を書いた、佐藤志穂さんは、長野県佐久市で、お母さんと未就学の子どものための運動教室を開いています。この絵本で、お母さんと子どもが一緒に笑うことの大切さを伝えています。
「時には悲しいときもある」
「だけどそんなときこそ笑おうよ!」
絵本の著者 佐藤志穂さん
「お母さんが笑顔スイッチをおうちの中でも押してもらって、ご家族の中に伝染していったら笑顔が、笑顔の花が開いてもらえたら、すごくうれしい気持ちです」
【佐藤さんが紹介!「笑いスイッチ」を生活に取り入れる方法】
●カーテンを開けるときに「あははは!」と声に出して笑ってみる!
●野菜を切るときなど「おほほほ!」と笑いながら料理する!
ポイント:“恥ずかしい” “面白くないのになぜ笑わなくてはいけない?” など考えず、頭の中を真っ白にして笑う。
ポイント:40日間意識して笑ってみると、心から笑えるようになって気持ちが前向きになる!
◆絵本著者・運動教室主宰
佐藤志穂さん
「笑顔の力」ホームページ https://egao-shiho.com/