1. NHK
  2. ちかさとナビ
  3. ひるまえほっと
  4. 冬に楽しむ!再生野菜“リボベジ”

冬に楽しむ!再生野菜“リボベジ”

  • 2020年11月30日

いま おうち時間をより充実させようと室内で野菜を育てる “リボベジ” が人気です。リボベジとは、食べたあとに残った芯の部分などからもう一度野菜を育てるという再生野菜のことです。これからの寒い季節にも楽しめるリボベジを家庭菜園・料理愛好家の大橋明子さんに聞きました。

寒い時期のリボベジ
室内であれば冬でも栽培を楽しめます。冬は水が腐りにくいという利点もあります。
緑が少なくなる冬でも、家の中でいきいきしたグリーンを育てられ、インテリアとしても楽しめます。

初心者向き!白菜のリボベジ

白菜はアブラナ科の野菜で、とにかく生命力が強いので育てやすい野菜です。
今の時期、野菜売り場にもたくさん出回っているのですぐに試せます。

白菜の芯の部分を5cmくらいのところで切ります。
「新芽」という小さな葉っぱの部分がどんどん大きく育っていくため、この新芽を切らないようにするのがポイントです。周りの葉を取り除くときは、中心の芯の部分を傷つけないように、そっとはがしていってください。

次に、少し深さのある容器に入れます。
水の量は、白菜で5mmくらい、ほんの少し水が浸るくらいで大丈夫です。冬でも、毎日水替えはしてください。

置く場所は、窓辺など風通しがよく明るい場所がおすすめです。台所のすぐそばでもOK。

1~2週間ほど育てると収穫できるようになります。
白菜の収穫は、基本的に1回です。1回伸びると次はなかなか生えてこないことが多いので、貴重な収穫の瞬間を楽しんでください。

料理の薬味やトッピングに エシャレットのリボベジ

エシャレットはらっきょうを若採りしたものです。
この時期にも室内で育てられ、若い葉を再生させて収穫します。普段食べる白い部分も再生でき、かわいい花も楽しめます。

葉のリボベジ
白いところの下から7~8cmくらいの部分をまっすぐ垂直に切ります。上の方はスープなどに入れて食べましょう。下の部分から葉が再生します。
あとは容器に入れるだけです。水の量はほんのちょっと、2~3mm程度入れ、毎日水をかえてください。
明るいところで育てると、3日ほどで葉が伸びてきます。この葉は収穫して、ポタージュの浮きみや薬味にしたりして食べられます。

根のリボベジ
2週間ほどすると、根が伸びてきます。これを土に植えるともっと株が分かれて増えます。
20cmくらいの深さのプランターに野菜用の培養土を7分目くらい入れて土植えします。
エシャレットは水分が多いのが苦手なので水やりに注意が必要。植え付けしてすぐの時は水をたっぷりあげて、しばらくしたら乾かし気味でも大丈夫です。途中、追加で肥料も2回ほど加えます。

寒い時期の土植えの場合、昼に外に置いて、寒い夜は室内に入れて育てる「防寒」をします。
保温が大事なので、例えばココヤシファイバーという繊維を土にかぶせたり、ポリ袋に空気の穴をあけてかけたりすると、春になるとぐんぐん成長を始めます。
今から育てれば、来年の5月頃には1つの株が3~5個に増え、育て続けるとどんどん株が増えてびっくりしますよ。

花を楽しむ
エシャレットは紫色のかわいい花が咲きます。
葉も茎も食べられて、花も楽しめる、一石三鳥の野菜ですよ♪

煮込み料理におすすめ レンズ豆のリボベジ

レンズ豆は、スプラウト=発芽野菜にできます。発芽をさせて丸ごと食べられます。もやしと違って「遮光」をする必要がなく、室内で簡単に育てられるのでとても楽な野菜です。収穫も早く、5日~1週間くらいで食べられます。

レンズ豆の種類には、皮がむかれたオレンジ色のものと皮がついた茶色のものがあります。
再生する際は、皮がついた茶色のものを使います。

瓶にレンズ豆と水を入れ、一晩吸水させます。
豆は大さじ2杯くらい、水の量はレンズ豆が浸るくらいで大丈夫です。
吸水させるとどんどん膨らみます。毎日1日2回、水ですすいで水を切って育てます。
瓶に水切りネットをつけて輪ゴムでとめておくと、瓶に豆を入れたまま水切りできるので楽です。
そして豆が呼吸できるよう、瓶を横にして豆を広げます。これを発芽するまで繰り返します。

5日~1週間たつと、どんどん瓶の中で育って食べられるようになります。
食べる時はよく洗ってください。3日くらいで食べきりましょう。
レンズ豆は調理もしやすく、1分間くらいさっとゆでてしょうゆをつけるだけでも本当においしいですよ。


◆リボベジ紹介

家庭菜園・料理愛好家 大橋明子さん
自宅でも10種類の再生野菜を育てています。
動画投稿サイトでも自ら撮影・編集し、多くの人に再生栽培の方法を発信しています。

ページトップに戻る