千葉県内の街のオススメを地元のホテル・旅館で働く人にアンケートする企画、第2弾は浦安市。正直、アンケートなどせずとも1位は予想できました。そして、その通りの結果でした。でも、アンケートに答えていただいたおかげで、ダントツ1位の陰に隠れた数々の魅力的な場所やグルメを知ることができました!
浦安のオススメ、第1位はやはり東京ディズニーリゾート(TDR)。その理由はこの一言に尽きます。
「言わずと知れた夢の国です!」
でも、アンケートにお答えいただいたのは同じサービス業のホテルマンたち。ちょっと深掘りしてみると…
「現実を忘れられる」
「ここでしか体験できない」
「どの年代でも童心に帰って楽しめる」
「世界のディズニーの中で唯一、海をモチーフにしたパークもある」
「いつ行っても新しい楽しみがあり、ホスピタリティの高さも1番のテーマパーク」
そしてこんな意見も
「東京と思われがちですが、実は浦安にあるため市民の自慢の場所です」
そりゃ1位に推すはずですよね。なるほど、ナットクです(笑)。
さてみなさん、今回の記事はこれからが本番ですよ。浦安市のオススメ第2位は「浦安市総合公園」です。
「東京湾に面した大きな公園で、西海岸ムードがあふれた場所です。開放感のある場所での散策はもちろん、BBQや釣りをするのもお勧めです」
「昼から夜にかけて羽田空港の飛行機の離発着を見られてのんびりできる」
「天気の良い日にはお弁当を持って『総合公園』に行きましょう。芝生の上でスポーツしたり、読書したり、海を眺めながら思い思いにリラックス。私の場合は、テントとお弁当、そして缶ハイボール濃いめ」
およそ3万5000平方メートルの広さがある芝生の広場の開放感、天気の良い日にはアクアラインも望めるという眺望の良さ、お酒がついつい濃いめになるのもわかるような気がします。
園内にはビオトープも設置され、家族そろって楽しめるという声が多く寄せられました。BBQもできるデイキャンプ場は事前に電話での予約が必要とのことです。
第3位は、これぞ地元の人しか知らない穴場中の穴場。
「海沿いが “浦安のカリフォルニア” と言われるくらい景色がキレイで、リゾート感満載です」
「意外と知らない!?夕暮れ時がおすすめのスポットです。(TDRの)SSコロンビア号やタワーオブテラーの裏側が見られる!!海風も涼しい」
「冬の夕焼けがとてもきれいです。朝の富士山も」
「海岸線の土手を歩いたり、ジョギングしたり。夜は東京の夜景やスカイツリーが美しいです」
「ディズニーだけでなく、この地の“風”を感じてほしいです。心がリフレッシュできるはずです」
季節や時間帯によってさまざま表情を変える景観は飽きることがないといいます。また、海沿いの道は幅が広く、信号もないのでランニングやサイクリングに最適です。周囲のホテルには日帰りで使えるスポーツジムも多く、シャワーや着替えもできます。ランナーのみなさん、たまにはいつものコースを離れ、浦安で海風を感じながら走ってみるのもいいかもしれませんよ。
第4位は「はまぐり&あさり」。
ふっくらと蒸し上げたはまぐり・あさりを炭火で香ばしく焼き上げ、甘辛のタレをつけた串は絶品です!
「焼きはまぐりが浦安の名物なのでぜひ食べてほしいです」
「焼あさり串。手軽に食べられて手土産にも最適!」
「浦安が漁師町だったことを思い出すことができる」
「焼あさりがおすすめ。カリッとしつつもフワフワ食感。おつまみにも良いですが、ごはんにたくさんのせて添付のタレをかけて丼にしてもおいしいです」
値段は店によって違いますが、焼きあさりで1本50円、焼きはまぐりは150円ほど。1本から注文可能ですが、地元では10本単位で頼む人が多く、贈り物として100本、200本と買っていく人もいらっしゃるそうです。
浦安市郷土博物館は年間10万人の来場者を誇る隠れた人気スポット。その魅力を伺うと…
「漁師の町として知られてきた浦安の歴史をここで知ることができる」
「海の街の昔の建築物やジオラマがあり、タイムスリップしたようです」
「浦安市の小学生はおそらくみな、体験学習で行ってます。面白い、昔ながらの生活を知ることができるステキな場所」
「浦安の新たな発見があるかも!!さまざまな体験コーナーがあり、充実した内容です」
「運河の街、東京との交易の歴史を知るのに最適」
充実した展示の中でも、多くの人から勧められたのが「べが舟体験」です。
「べが舟」とは、かつてのり採りに使われた舟のこと。この細長い形は、1.2m(4尺)間隔で配置されたのり棚の間に入って作業できるよう、長さ3.6m(12尺)に対し、幅は84センチ(2尺8寸)に収めたからなんだそうです。
残念ながら、いまは新型コロナウイルス感染防止の観点から「べが舟体験」は休止となっていますが、竹馬・けん玉・こま回しや缶ぽっくりなど、昭和の遊びを体験することができます。
6位には温泉施設がランクイン!
「カップルや家族で楽しめる水着混浴露天風呂があり、オススメ」
「さまざまなイベント、お風呂があるので一回だけじゃ物足りない。何度でも楽しめる施設です」
「施設の周りがカリフォルニアらしい雰囲気で遠出した気分になる。マンガもそろっている」
「日帰り、宿泊両方できる」
「新浦安から無料のシャトルバスが出ていて行きやすい」
「東京湾をめぐる屋形船は風情があって夜景もキレイ」
「旧江戸川から東京湾、TDR沖へと遊覧しながら四季折々の『和の文化』を楽しむ」
「団体貸し切りではなく2名から乗船できる」
「旧江戸川沿い、境川とつながるあたりに船宿が数件あります。船上でいただくビールと揚げたての天ぷらは最高」
「料理がおいしくディズニーリゾートの花火を見ることもできます」
貸し切りのイメージが強い屋形船ですが、浦安市内では2年前から月2回ほど乗合屋形船の定期運航も行われています。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月中旬から休止していましたが、換気と消毒を徹底したうえで10月から再開しています。
浦安市運動公園は、岡本太郎氏のデザインによる2つのモニュメントがシンボル。総合体育館に陸上競技場、テニスコート、野球場などのスポーツ施設のほか、大型遊具もあり、スポーツ愛好家から親子連れまで気軽に利用できます。
「トレーニング施設など併設する大きな公園」
「広々としていて気持ちの良い公園です。舞浜が近いので周辺のお店と合わせて過ごせます」
「天気が悪い時でも卓球ができる」
「舞浜駅からすぐ近くで、野球場・体育館など施設が充実している。プロ野球の2軍戦もたまにやっている」
「本場アメリカの大会に出てきそうなほど本格的なスケートボード場がある」
総合体育館・球技場は予約制で、事前に登録が必要です。
「あさりやはまぐりの佃煮は甘辛い味付けがおつまみにもおかずにもぴったり」
いまの浦安市は市街地のおよそ4分の3が埋め立て地。かつての江戸前の海では、佃煮の素材となる新鮮な貝や小魚が豊富に取れたといいます。
浦安三社祭は、大小あわせて100を超える神輿や山車が繰り出す4年に一度の大イベントです。
「浦安っ子の血がさわぐ!!」
「夏のオリンピックと同じ年に行うお祭りです」
「浦安の歴史を感じてください」
2020年は開催年でしたが、東京オリンピック・パラリンピック同様、1年延期となりました。来年6月、みこしの担ぎ手たちの勇ましい掛け声が街に戻ってくることを浦安っ子は心待ちにしていることでしょう。
都心のベットタウン浦安には住民がのんびり休日を過ごせる施設がいっぱい。夢の国だけじゃない浦安の良さ、あなたも味わってみませんか。