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新型コロナに負けない!子どもの心の健康を守りたい

  • 2020年5月7日

緊急事態宣言の延長で学校の休校も継続しています。休校になってから2か月以上。普段と違う生活が長期化し、ストレスを抱えた子供たちも増えているのではないでしょうか。そこで、小児科医で子どもの心のケアの専門家、聖路加国際病院 児童精神科の東飛鳥医師にストレスを抱えた子どもへの接し方を教えてもらいました。

新学期が始まる見通しが立たず落ち着かない

年齢や症状にもよるが、一般的には規則正しい生活、やるべきことが明確化されているほうが過ごしやすいと考えられる。
1日の時間割や散歩の時間を決める。
ポイント:少しだけ頑張ること決める。
決めたことを守ったときにはほめる。明日も頑張ろうというモチベーションにつながる。

ゲームや動画サイトに熱中してしまう

この場合も時間割が大事になる。
勉強と遊びのルールを作り、それを家族全体で守るようにする。
ポイント:勉強が早く終わっても追加しない。頑張っても勉強が増えるだけだと思うと、頑張る気持ちが減ってしまう。

発達障害の子どもへの新型コロナウイルスの説明は?

Q. 子どもが発達障害で毎日のように電車に乗りたい 出かけたいと騒ぐ。説明すると かんしゃくを起こすので疲れる(30代 母)
説明してもだめな時は“ブロークンレコード”を行う。
壊れたレコードのように穏やかな口調で繰り返し伝える方法。
ポイント:言い方を変えずにシンプルな指示を繰り返すことで、親の断固とした姿勢が子どもに伝わる。保護者も冷静を保つことができ、子どもの かんしゃくの程度も減らせる。
子どもが かんしゃくを起して手が付けられないとき
説得しようとすると逆効果。
子どもの目線に合わせて、穏やかな調子で子どものつらさに共感してあげる。
ポイント:大きすぎない穏やかな口調で共感する。
何に かんしゃくを起こしているのかわからないとき
静かで刺激の少ない環境でそっと見守るのも一つの方法。
漠然とした不安を抱える子どもには、具体的な解決法を示す。
(例)マスクが足りなくなっても作ってあげるから大丈夫など。
どうしてもいうことをきいてくれないとき
心配より安心を伝える。
(例)手を洗わないと汚いではなく、手を洗ったから大丈夫と洗ったことの安心を伝える。
※かんしゃくの程度があまりにひどく、自分や人を傷つけたり物を壊すようなときには医師に相談する。

マスクつけたくない子どもと もめてしまう

Q. 5歳の娘を外に連れていくときマスクをしたくないともめます。どうしたらいいですか?(神奈川 40代 母 5歳の娘)
自宅でマスクトライアルをする。
(例)マスク姿を「かっこいい」とほめる。
マスクに絵を描く。
(例)動物の絵やすきなキャラクターなど
ひもをやわらかいものに変える。
(例)ストッキングを輪切りにして使う。

必要な外出 娘の不安を解消するには?

Q. 娘が外出に関してかなり警戒。私がスーパーに行くのも不安がる(30代 母)
親も警戒し、対策を考えてていることを具体的に伝える。
(例)買い物リストを見せる。電子マネーを使うなど。

子どもへの冷たい目に落ち込む

Q. 子どもを連れて外出したり公園に行ったりすると周りの目が冷たいのがとても悲しい(埼玉 40代 母)
相手になりきってみる。
もし自分がその立場だったら同じように考えるかもしれない。想像力を膨らませて、お互いが思いやれるようにする。

子どもの健康を守るために大切なポイント
・親が健康でいること。親が疲れすぎず、イライラせず、穏やかに過ごせるよう、自分のことも大切にする。
・食事を決められた時間にきちんととることは大事なことだが、3食バランスのよいものを作ろうと考えると疲れてしまう。シリアルや冷凍食品、宅配サービスも利用して、上手に手を抜く。
・親が全く運動しないのに子どもだけ運動させようとしてもなかなかでない。親子で楽しめる運動がインターネット上でも紹介されているので参考にするのもいい。

◆回答
聖路加国際病院 児童精神科 医師
東 飛鳥さん

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