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お題:「春の花」

  • 2020年4月27日

2020年4月27日の放送で紹介した作品
みなさんからお寄せいただいた作品を紹介しながら、気軽に俳句を楽しむ「ひるまえ俳句茶房」。
お題は「春の花」です。どんな句が飛び出すんでしょうか??


■小倉一郎さん選 お気に入りの3句
【金賞】 農に生き花大根を愛しけり (千葉 香取 清水和子さん)

【銀賞】 菜の花や僕から俺と進級す (千葉 佐倉 杉山勝利さん)

【銅賞】薄れゆく恋の痛手や花水木 (東京 清瀬 石井英之さん)

■ファックス、ハガキ、メールでいただいた作品から紹介した句
・休校の花壇にゆらり黄水仙(出羽はじめ さん)

・赤き木瓜(ぼけ)校庭の隅照らしをり(よしこさん)

・生徒待つ校庭に咲く桜かな(石川明さん)

・開花宣言コロナ押しのけ桜咲く(荻原文子さん)

・ウイルスで病める事無く春の花(梅田榮子さん)

・どこまでも続く菜の花明りかな(中村孝弘さん)

・ショール巻く母の匂いの花の冷え(荻原文子さん)

・たんぽぽの綿毛に乗せる小さき夢(高辻康治さん)

・森林に白の閃く花辛夷(はなこぶし)(石垣葉星さん)

・そよ風に梅の零(こぼ)るる野点(のだて)かな(佐藤俊一さん)

・宵闇に白く浮き立ち辛夷(こぶし)咲く(大島すみ子さん)

・幼子の母に差し出すすみれかな(楠山伊豆海さん)

・菜の花の海広がるや房総路(玉井令子さん)

・蒲公英(たんぽぽ)や北の大地の我が母校(小田虎賢さん)

・げんげ摘み母と作りし髪飾り(ヤチ代さん)

・三椏(みつまた)の黄の花ひかる朝の道(林田美奈子さん)

・路地裏にミモザが招く喫茶店(染谷重子さん)

・お絵描きの最初の花のチューリップ(平野美佐保さん)

・子らとゐて子らを忘るる花吹雪(井上燈女さん)

・ゆるゆると朝のはじまり黄水仙(榛原みよ子さん)

・雪解川瀬のぞきこむ猫柳(山田忠重さん)

・主のいぬ庭にひっそりやぶ椿(君島カノさん)

・友達は二人出来たよチューリップ(岡まゆみさん)

・片恋や白木蓮に佇みぬ(加藤洋子さん)

■あと一歩で賞
 ・待ちわびる信濃の春や福寿草 (長野 大町 大蔵恵美子さん)

・小倉さんからのアドバイス
待ちわびるだと、福寿草はまだ咲いていない。
わびしとしたほうが、春の花という季語に合っている。
「待ちわびし信濃の春や福寿草」

出演者紹介

小倉一郎さん(おぐら・いちろう)

東京都出身。俳優。
1960年、9歳で子役としてデビューし、数々の映画や舞台、テレビドラマで活躍。
舞台出演中の作句がきっかけで1997年より本格的に俳句の道に入る。
河内静魚氏に師事。
古くから伝わる美しい言葉を大切にしつつ、俳句を身近に感じてもらいたいと、
その魅力を伝えている。
俳号は蒼蛙(そうあ)。

句集に『俳・俳』(2000年)、『俳だらけ』(2002年)、
『俳彩(はいいろ)』(2005年)。
著書に『みんな、いい人』(1995年)、『僕の日記帳~続みんな、いい人~』(2010年)、
『小倉一郎のゆるりとたのしむ俳句入門』(2020年)。

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