新型コロナで心の不調!?元・自衛隊心理教官に聞く対策

  • 2020年4月10日

新型コロナウイルス感染などへの不安から大きなストレスを感じている人も多いと思います。心の不調とそのケアについて、元・陸上自衛隊心理教官でもある下園壮太さんに聞きました。

心の不調について

●増えてきている心の不調は?
・疲労感の増加
・やる気が起きない・だるい・おっくう
・小さなミスや記憶違いが増える
・イライラする など

●心の不調を悪化させる “4つの感覚”
今回の新型コロナウイルス関連のストレスに関して、例えば…
・自分が感染源になるかもしれないという「自責感
・“感染したら死ぬかもしれない”、仕事や収入減少への「不安感
・自分では何もできないという「無力感
・ずっと警戒し続けなければならない、時差出勤やテレワークなど環境の変化に対応し続けるという「負担感

●特に「ステルス疲労=自覚のない疲労」に注意!
“ステルス” とは ”わからないうちに”という意味。
<不安・環境の変化・我慢>によって、自覚のないうちに “ステルス疲労” が進んでしまう。
例えば…
・在宅勤務などの環境の変化は、知らないうちにかなり気を遣ったり、調整にエネルギーを使う。
・うちにいることで、実はやりたいことがやれず、我慢していることでもエネルギーを使っている。

★ “私だけじゃない、みんなそうだ” とケアをしないままでいると、エネルギーを消耗してしまうため注意が必要。エネルギーの消耗が長期化して、エネルギー切れを起こしたときに一気にうつの状態になりやすい。

“心の不調”防ぐには 対処法

●対処法1:いつもより1時間多く寝る
・睡眠の質やタイミングにこだわらない
・昼寝でもOK
・目安として9時間以上

●対処法2:人に相談する
<相談相手選びのポイント>
・落ち着いている人
・秘密を守ってくれる人
・カウンセラーなど専門家を利用するのも手

●対処法3:いい情報も積極的に取り込む
ネガティブな情報だけでなく、意識的にポジティブな情報や明るい話題などをバランスよく取り込むことが大切。

●子どもに向けた対処法
子どもは不安なとき、大人を見る。まずは大人が落ち着くことが大切。
また、注意などするときは、あまり言いすぎず、具体的にきっちりと説明をし、親もそのとおり実践するようにする。


◆出演者
NPOメンタルレスキュー協会 理事長
元・陸上自衛隊衛生学校心理教官
下園 壮太さん

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