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いすみ鉄道 全線運転再開 上総中野~大多喜間が復旧 大雨被害から3か月半ぶり 千葉

  • 2023年12月25日

ことし9月の大雨で、線路下の土砂が流されるなど大きな被害があった、千葉県大多喜町といすみ市を結ぶ「いすみ鉄道」。当時の被害のようすはこちらの記事から確認できます。

復旧作業が進められていましたが、12月25日におよそ3か月半ぶりに全線での運転が再開されました。再開当日のようすを取材しました。

(千葉放送局記者・渡辺佑捺)

9月の大雨被害 一時は全線で不通に

大多喜町といすみ市を結ぶいすみ鉄道は、ことし9月8日の大雨で線路下の敷石や枕木が流されるなどして、大きな被害が出ました。この大雨被害で、一時は大多喜町の上総中野駅からいすみ市の大原駅までの全線で運転できなくなっていました。

上総中野~西畑間の線路下の土砂流出(NHKヘリから撮影)
総元~久我原間の倒木被害(画像提供:JRTT鉄道・運輸機構)

👇大雨の被害や復旧のようすについて詳しくはこちらから👇
台風13号 大雨の被害は 千葉・茂原 市原 大網白里など 一夜明けた現場から【随時更新】

上の画像をクリック

大多喜~大原間は5日後に運転再開

大雨被害のあった5日後の9月13日には、復旧作業が進んだ大多喜駅と大原駅の間で運転が再開されました。大多喜駅ではその日、列車を利用して近くの高校に通う高校生らの姿が見られ、日常が戻りつつあることを感じさせました。

13日朝、大多喜駅で下車し高校に向かう高校生たち

しかし、被害の大きかった上総中野駅と大多喜駅の区間は運転できない状況が続いていて、バスによる代替輸送が行われていました。

大多喜駅に置かれたバスの案内板

3か月半ぶりに全線再開

クリスマスを迎えた12月25日、この区間でおよそ3か月半ぶりに運転が再開。大多喜駅には、再開を知らせる掲示がありました。

全線再開を知らせる掲示
駅の電光掲示板も3か月半ぶりに復活

朝、上総中野方面から列車が入ってきました。

上総中野方面からやってきた列車
「祝 全線開通」のヘッドマークが取り付けられている

大多喜駅で下車した乗客に話を聞きました。

久我原駅からの
乗客

週に1、2回、買い物で利用しています。いままで代行バスだったので大変でした。頑張って開通してくれてありがたいです。

上総中野駅からの乗客

きのう防災無線で運転再開を聞いて乗ってきました。乗っている人は思ったより少なかったけど、ないと不便。頑張って運行を継続してもらいたいです。

全線再開祝うセレモニーも

また、線路下の土砂が流される被害が特に大きかった上総中野駅と西畑駅の間の現場近くでは、いすみ鉄道の社員や工事関係者らおよそ20人が集まり、全線の運転再開を祝うセレモニーが行われました。

9月14日の現場の様子(画像提供:JRTT鉄道・運輸機構)
復旧した現場(12月25日)

セレモニーではいすみ鉄道の古竹孝一社長から、復旧工事を担った業者や代行バスの運行業者などに感謝状が手渡されました。

工事関係者へ社長から感謝状

そして、被災していた線路を列車が無事に通るようすを見守りました。

上総中野方面に向かう列車
いすみ鉄道
古竹社長

社員の誰もが今まで経験したことのない災害でしたが、地域の人からの『頑張って』という声が励みになりました。年内に復旧できてよかったです。これからはさらに地元が元気になるようなアイデアや企画を出して、いすみ鉄道の存在価値を求めていきたいと思います。

  • 渡辺佑捺

    千葉放送局

    渡辺佑捺

    県政・経済などを担当。鉄道による房総横断の復活はファンとしてもうれしいです。

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