みなさん、こんにチバ!NHK千葉のディレクター安住です。
「あさイチ」で地域の魅力を伝えるコーナー「愛でたいnippon」では、千葉を大特集。
千葉県銚子市で江戸時代からよく食べられていたという、発酵調味料の「ひしお」をご紹介します。
10月19日(木)に放送した番組は、NHKプラスで放送後1週間まで見逃し配信をしています!(配信は10月26日(木) 午前9:54 までです)
「ひしお」は大豆と大麦にこうじ菌をくわえ、塩水と一緒に1年ほど寝かせてつくります。
味や香りはしょうゆで、食感はみそという、しょうゆとみその「いいとこどり」ができる調味料です。
最近は世界中の様々なジャンルの料理にあう「万能調味料」でもあると見直され、銚子の飲食店のみなさんが、次々と「ひしお」を使ったメニューを開発しています。
その1人、銚子を元気にする名物を作りたいと、オリジナルのクラフトビールの醸造を行い、カフェも営む、佐久間快枝(さくま・よしえ)さんに、「ひしお」を使ったあるものを紹介してもらいました。
佐久間さんはどんなひしおの使い方を?
私はクラフトコーラです。銚子の青い海を曉現するために青い炭酸水を使い、コーラのシロップは豊かな大地を表現しました。このシロップにひしおを使っているんです。
ひしおを使ったコーラはどんな味わいに?
後味に、ほんのりとしょうゆのようなコクが残ります。コーラの爽やかな甘さを引き立ててくれるんですよ~。
このコーラ、銚子の観光施設や佐久間さんのカフェで飲めるそうです。一体どんな味がするのか、ぜひ確かめてみてください。
その他にも、地域では様々な料理に使われています。地魚が自慢の和食のお店では、千葉の名物、魚をたたいて作るなめろうに。
銚子産の岩のりを使った人気のラーメン店では、スープの隠し味に。
老舗のフランス料理店では、マヨネーズとあえてパスタのソースにもしています。
シェフで店主の増田英二さんです。本当にひしおはなんにでもあうんですね?
ひしおはしょうゆとみそのちょうど中間のような調味料です。料理にコクとうまみを与えてくれるので隠し味にぴったり。魚でも肉でも、どんな料理にも合います。(増田さん)
銚子で続々と作られている「ひしお」メニュー。
みなさんもぜひ食べにいって、その奥深い味わいを楽しんでください!
「愛でたいnippon 世界がビックリ メイド・イン千葉」は、NHKプラスで放送後1週間まで見逃し配信をしています。
あさイチの詳しい情報は、こちらのホームページから。