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魅力発見!ラッカ星人の房総ジャーニー2

首都圏いちオシ!
  • 2023年09月27日

千葉県出身の山里亮太さんとNHK千葉のマスコットキャラクター、ラッカ星人が千葉県の魅力を探る旅に出る「魅力発見!ラッカ星人の房総ジャーニー」。9月24日に放送した第2弾の今回は、千葉県誕生150年を受け「千葉の宝」をテーマにお送りしました。ずっとずっと人々の暮らしを支えてきた「宝」。そしてこれからも末永く守っていきたい「宝」、、、そんな地域の人々の”心のよりどころ”を探る旅です。 
 

最初の宝は「ローカル電車」。今年開業100年を迎える銚子電鉄は、沿線住民にとって地域に欠かせない交通機関として愛されていました。

銚子電鉄

駅の植木鉢や花壇などの植物の世話をしているのは岡野春江さん。8年前、駅員が設置した植木鉢の植物が枯れているのを見かねて世話をしたことでしたがきっかけでした。しかし、今では花の世話をすることで電鉄の利用者と岡野さんの間でコミュニケーションが生まれています。岡野さんにとって、銚子電鉄のために始めたことですが、今では自身の生きがいにもなっているそう。そして沿線でトウモロコシなどを栽培する農家の坂尾英彦さん。畑のそばを銚子電鉄の電車が通るのは幼少時代から見慣れた風景。そんな銚子電鉄の力になりたいと、畑の農産物の収穫体験と電鉄の乗車券がセットになった観光客向けのコラボレーション企画を行っています。和泉大介さんは高校生時代に銚子電鉄のピンチを救うため立ち上がった経験の持ち主。9年前、脱線事故が起きた時、復旧のためにとクラウドファンディングを立ち上げました。そしていまは、銚子電鉄を訪れる観光客を受け入れるため、空き家を活用した宿泊業を始めています。

和泉大介さん

続いての宝は「診療所」。白子町の大多和医院は大正4年開設で、初代院長は日本で初めてリンゴ病を報告するなど、町の誇りともいえる存在です。そんな診療所で所長を務める医師の森徳郎さんは、かつて途上国で子供たちに医療活動を行ってきた経験の持ち主。途上国では現代医療への不信感から、具合が悪いのに診療に来てくれない患者さんも居たそう。そうした経験から、医療には地域の理解や協力が不可欠と考えています。そのため森さんは、診療所の敷地でカフェを開いて診察室では聞けない患者さんの話を聴いたり、子供向けのサマースクールを開くなど、自ら地域の中に入っていこうと取り組んでいます。

大多和医院
森徳郎さん

3つ目の宝は「農業」。木更津市でレストランを経営する野口利一さんは4年前、台風被害にあった農家をボランティアで支援する中で、農業支援と災害対策を同時に行う取り組みを考案しました。それは捨てられがちな規格外野菜を活用した「ローリングストック」。まず、規格外野菜を農家から適正価格で仕入れ、それを使って災害発生時には解凍や湯煎するだけでおいしく食べれる料理にします。それを普段からレストランでも提供しているのです。「農家と飲食店のシェフ、お互いの得意なところで支えあえればいい」野口さんはそう語ります。

規格外野菜も味は変わらない
野口利一さん
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