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JR東日本が記者会見 久留里線 久留里-上総亀山「協議の場を」

  • 2023年03月09日

JR久留里線について、JR東日本千葉支社は9日会見を開き、利用客が落ち込んでいる久留里駅から上総亀山駅までの区間について千葉県と地元の君津市に協議の場の設置を検討するよう申し入れたことを明らかにしました。
9日15時半からJR東日本千葉支社が行った会見の内容を詳報します。

JR、君津市と千葉県に申し入れ

9日15時半からJR東日本千葉支社で、中川晴美支社長らが久留里線に関する記者会見を行いました。

その中で、久留里線の久留里ー上総亀山間について、沿線地域の総合的な交通体系に関する議論を行うため、協議の場の設置を検討してほしいことを8日、地元君津市の石井市長と千葉県の熊谷知事宛に申し入れたことを明らかにしました。

申し入れの内容は

▼久留里線は、1987年4月に日本国有鉄道から承継したあと、急速なモータリゼーションの進展等により利用者数の減少が続き、2021年度の木更津~上総亀山間の平均通過人員は1日あたり782人と、会社発足時から約7割減少している。
▼特に久留里~上総亀山間については1日あたり55人と、鉄道の特性である大量輸送のメリットを発揮できていない。
▼将来の沿線人口は減少が予想されていて、久留里線の利用者はさらに減少も予想される。
→沿線地域の公共交通を持続可能なものにし、久留里~上総亀山間の沿線地域の発展に貢献していくために、利用者にとって利便性が向上する交通体系のあり方を総合的な観点から検討する必要がある

▼これまで久留里線の効率的な運営のため、駅体制の見直しやワンマン運転化などのコストダウン施策を実施する一方、新型車両を導入し、地域のみなさまと「JR久留里線活性化協議会」を立ち上げ、「さいくるり」「お酒を楽しむちょこっと散歩」のイベントなど、利用促進の取り組みなどを継続的に展開してきた。
▼こうした沿線地域の活性化などについては、観光や生活サービス事業などさまざまな方面から引き続き貢献していく
→こうした状況を踏まえ、沿線自治体などとともに、久留里~上総亀山間について、沿線地域の総合的な交通体系に関する議論を行いたく、協議の場について設置の検討をお願いしたい。

上総亀山駅
記者

協議では、バス路線への転換など、現行の鉄道以外の選択肢はあるか?

中川支社長

まずは協議の場ができることが先決で、議論は前提をおかずに地元のみなさんと議論できればと考えています。

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